マンションを売ることを決めれば、まず必要なのは、仲介契約までの計画を立てることです。一般の方がマンションを売ることは、そうそうありません。「何から始めればよいのかわからない。」というのが実際のところでしょう。

マンション売却の流れとポイントを知る

計画を立てるとは、マンション売却のおおよその流れを知り、そのポイントに対応できるようにするための計画を立てることをいいます。つまり、「この段階では、このような対応をしよう。」ということを計画するのです。

第1段階…複数の不動産会社に査定を依頼してください。複数の査定額を比較することで、あなた自身もマンションの売買価格の目安を知ることができます。査定のポイントは、査定価格の高い不動産会社に飛びつかないことです。なぜなら、仲介契約をとりたいために価格を上乗せしてくる不動産会社がいるかもしれません。飛びぬけて高い場合や低い場合は、その理由を確認することを忘れないでください。

第2段階…不動産会社としっかり相談するのです。たとえば、売りたいマンションのローンが残っている場合や売却の際に必要な手数料や税金など、気になることは何でも相談してください。複数の不動産会社に対して同じ質問をすることで、どの担当が親切にアドバイスしてくれるのか、また、どの担当の知識が豊富なのかがわかります。不動産会社選びのポイントです。

第3段階…売却価格を決めるのです。査定価格を参考にして決定するのですが、価格決定のときの注意点として、後から値を上げることは難しいので、当初は若干高い目に設定して売り出すようにしてください。後は売却希望期間にもよるのですが1カ月から3カ月程度で見直すのです。問い合わせが何件かあれば見込みがあるので続けてください。そして、1件もなければ、そこで仕切り直せばよいのです。

第4段階…仲介契約を交わします。仲介契約には、他の不動産会社と仲介契約を結ぶことができる一般契約と他の不動産会社と仲介契約を結ぶことができない専任契約とがあるので注意してください。一般契約は、多くの不動産会社から買手の紹介を受けたいときに有利で、専任契約は、信頼できる不動産会社に集中して面倒を見てもらいたいときに有効です。

 
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