年が明け、2017年に於ける不動産市場の動向が気になる方は多いでしょう。不動産価格は2012年頃から上昇が続いていましたが、2016年後半に一服感が出てこれまでの右肩上がりの上昇に翳りが見え始めました。
2020年の東京五輪までは高値が続くという予想がありましたが、今の不動産市場の状況を見る限り、それは期待薄でしょう。2017年は新築の売れ残りや、中古物件の在庫が増えることが予想されます。
毎年、1月から3月は移動時期
この時期は、転勤、進学、就職、などで人が最も異動する時期なので、賃貸だけではなく売買も取引が活発になります。何事も勢いに乗るというのは大切で、不動産の売買も例外ではないのです。
では何故、この時期に一戸建てや区分マンションが売却チャンスなのか。その理由は、この時期に住宅を購入する人に加えて不動産に投資する個人投資家の需要が増えるからです。
賃貸アパートや賃貸マンションの1棟物より、区分マンションや一戸建てへの投資の方が低リスクで始めやすいので需要が高まります。そういった考えの個人投資家が、この時期にマーケットの裾野を広げてくれるというわけです。
住居用だけではなく不動産投資のマーケットも視野に入れた戦略
あなたが所有する物件を購入しようと考えるのは、そこに住む目的の人ばかりではありません。あなたの物件を購入して、収益を得ようと考える投資家も有望なお客様なのです。
もちろん、どんな物件でも投資対象になるわけではありません。しかし、立地や周辺環境、間取り、価格などの条件次第で収益物件になるかもしれないのです。視点を変えれば、色々なアイディアが生まれて売却チャンスが広がる可能性があります。
たとえば、ファミリーで住むには今ひとつの環境や間取りだとしても、シェアハウスとして賃貸すれば収益が見込めることもあります。単に住居用として問題があっても、収益物件としてなら需要を創出できるかもしれないのです。
投資家の需要も視野に入れて、仲介を依頼している不動産会社に相談して広告や販売活動に反映してもらってみては如何でしょうか。