オール電化は、上手に使えば光熱費を節約でき便利で安全性が高く人気があるので、家を売却する際のプラスポイントになります。
しかしリース契約をしている場合は、家を売却する際にトラブルに発展することがあるので要注意です。
リースは永遠に借り物
リース契約というのはローンで購入するのとは違って、リース会社から電化システムを借りているのです。なので、永遠に自分の物にはならないし、リース契約の中途解約はできません。
家を売却する時にリース契約が残っている場合、基本的にリース料金の支払いは売主がしなければなりません。ローンでの購入ではないので、リース契約満了後も所有権はリース会社にあります。
つまり、使い続ける以上はリース契約を更新し続けなければならないのです。
家の所有権の移転とリース契約は別物ですから、この点を曖昧にしたまま売却すると後々トラブルになるのです。
まずは売買契約締結前に仲介業者に通告
リース契約が残っている場合、契約満了まで売主がそのまま払い続けてその後に買主に名義変更するか、もしくは売却時に買主に名義変更するという選択肢があります。
後々のトラブルを回避するためには、仲介業者にリース契約が残っていることを通告し、リース契約をどうするか事前に決めておく必要があります。
もし仲介業者にリース契約であることを通告せず、後に買主とトラブルになった場合、その責任は売主が負うことになります。
リース契約の名義変更をしておく
売主が契約当事者のまま売却後もリース料を払い続けると、契約満了時にリース会社から契約更新を促されます。もし売主が契約更新しなければ、買主はオール電化システムを使えなくなってしまいます。
そんなことになれば、買主は寝耳に水でビックリということになってしまいます。
そうなると、当然クレームになるわけです。
そういう事態を招かないためにも、事前に仲介業者に通告して対策を講じておく必要があるわけです。ベストなのは、売却時にリース契約の名義を買主に変更する手続きをしておくことです。