リビンマガジン読者の皆様、こんにちは。
FP王子こと高橋成壽です。
今回も、不動産関係者が見たらクレーム必至のタイトルにしてみました。
不動産会社のいう事を鵜呑みにしない。
これは、不動産に限らないのですが、業者のいう事を真に受けないということは、
非常に大切です。
例えば、お肉屋さんで今日はいい肉が手に入ったよ、と言われたら
「誰にとってどのようにいい肉なのかを考えましょう。」
魚屋さんで、新鮮な魚が手に入ったよ、と言われたら、
その魚の美味しい時期を調べましょう。
いいよ、とか新鮮だよというのは、セールストーク以前の、
社交辞令でもあるわけです。
不動産に関しては、
・他にお客さんがいる、とか
・お買い得物件だよ、とか
色々と販売側に都合のよい情報しか出てきません。
ですから、物件の情報にせよなんにせよ、
多少は盛られているわけです。
言う方は盛っている認識があるでしょう。
一方、言われる側は盛られている自覚すらないでしょう。
不動産会社に提案をされたら、
1.なぜこのような提案が来るのでしょう?
2.この提案で最も得をするのは誰でしょう?
3.自分が不動産会社だとしたら、お薦めできるだろうか?
このような視点で自問自答してみるといいでしょう。
将来高値で売れるよ!という提案を受けた場合、
何故将来高値で売れる根拠があるのでしょうか?
なんとなく言われたのだとすれば、信ぴょう性が無いですが、
様々な視点から、将来高く売れる理由を提示されれば、
納得感があるでしょう。
他にお客さんがいるなら、
どんなお客さんなのか、競合なのか?
などといった情報は押さえておきましょう。
お買い得だよと言われたら、
どんな理由でどれほどお買い得なのか確認しましょう。
このようにしていくと、不動産会社の視点が身に付きます。
視点が身に付いたら、情報の取捨選択です。
Aさんは信用できる、Bさんは信頼できない、
というように、担当者事態も見極めていけると良いでしょう。
自分は嘘をつかないから・・・
という理由ですべてを信じるのではなく、
信じるに足る理由自体を、あなたの目線で考えると良いでしょう。