FP王子こと、ファイナンシャルプランナーの高橋です。
先日、不動産会社の経営者や幹部、セールスパーソン向けの勉強会である、
「不動産AD(アドバイザー)養成塾」という講座の中で、
「ライフプランを軸にした住宅提案」というテーマの講義を担当しました。
内容は、
・不動産会社がお客さんからどう思われているのか?
・お客さんが不動産会社に求めているもの
・不動産会社が提供しているサービス
について、改めて考えてもらうようなワークショップを実施。
そして、ファイナンシャルプランナーという立場から、
お客様と不動産会社のニーズとサービスのギャップについて、
お話ししました。
そもそも結構高い講座ですので、どんな方がお越しになるのか楽しみにしていたのですが、
受講者が20名弱いるはずの不動産アドバイザー養成塾なのですが、
私の担当講座は、数名しか来ませんでした。
講座が始まる前は、期待されていないんだな~と思っていたのですが、
実際に参加された方々は優秀な方ばかりで、
「優秀だからこそ、より上を目指して考え方を変えている」
「優秀だからこそ、一見遠いような隣接業界の話を聞きに来ている」
「優秀だからこそ、アンテナが張り巡らされていて、他の参加者の意見も吸収する」
ということが確認されました。
ですから、参加された数名の受講者は、私がお伝えした考え方を咀嚼吸収して、
ご自分たちの営業スタイルを改善させるのでしょう。
優秀な人はますます優秀になり、
そうでない人たちとの差がますます広がる、
格差の予兆を間近に見ることができました。
私が講座でお伝えしたのは、
お客様の不安を安心に変えることで、結果的にファンができるというもの。
不動産という、高額かつ製品とは違う商品を扱う性質上、
お客さんサイドには常に何らかの不安が存在します。
その不安に事前に気づき、安心に変える過程を経ることで、
お客様も安心して不動産取引ができ、「不安」動産業から「安心」動産業になります。
お客さんの不安を上手に取り去ることができれば、
検討に余計な時間を費やすことなく、安心して不動産取引の媒介を
依頼することができるものと思います。
もし皆さんが、不動産取引を依頼するのであれば、
きちんと勉強してお客さんの役に立とうとしている担当者に出会いたいですね。
弊社ではそんな担当者養成研修も行っておりますし、
ご要望に合わせた不動産担当者の紹介も可能です。