こんにちは!高橋です。今回は二世帯住宅についてです。
・二世帯住宅のメリット
最近は、二世帯住宅がますます増えてきましたね。
二世帯住宅は、親世帯、子世帯ともにメリットがあります。子世帯のメリットとしては、子供が幼いときにはいつでも子育てを助けてもらえる、親が持っている土地に建てる場合が多いので住宅取得の金額が安くすむということですね。
親世帯にしてみれば、老朽化した家が新築できる、何かあったときに安心などという利点があります。
・二世帯住宅のデメリット
残念ながら、二世帯住宅にもデメリットがあります。
不動産情報を見ているとたまに築浅の二世帯住宅が売りに出ていることがあります。
二世帯住宅を建てたものの、一緒に住んでみたらうまくいかなかったのではないかと推測されますね。
しかし、二世帯住宅は一般の住宅と比較すると売るのが難しいといわれています。
購入するのは二世帯同居を考えている人に限定されますし、一般住宅よりも建築費が高い分、売値も高くなるからです。
・理想と現実
実際にあったことですが、我が家の近所の二世帯住宅は子供世帯が出ていってしまいました。
理由は、親が「孫がうるさい」と苦情を言ったからです。
いくらかわいい孫でも、ばたばた走り回る音、高いところから飛び降りる音には耐えられなかったのでしょう。
祖母は音を気に病んですっかりやつれてしまったとか。
結局、親は無駄に広い家で二人暮らし、子供たちはローンも残っているマイホームに住めずに賃貸暮らしと双方にとって幸せとは言えない結末になりました。
二世帯住宅を建てるのならば、上の階の物音が下の階に響かないようにするのは必須です。
また、子供が遊ぶ部屋が親世帯のリビングの下にならないようにといった間取りの配慮も必要ですね。
そのお宅は完全分離型の二世帯住宅ですので、各世帯のプライバシーは保たれていました。
しかし、それでも間取りによっては、うまくいかない場合もあるのです。
末永く円満に暮らしていけるような二世帯住宅を建てたいものですね。