こんにちは!高橋です。今回は知人の身の上に起こった不動産トラブルの話題です。
・静かな暮らし
M子さん(30歳)は会社員の夫(35歳)と、都心のマンションで夫と二人暮らし。二人は、都心とはいえ静かな環境のマンションで幸せに暮らしていました。ところが、ある時とんでもないことが・・・
・突然の物音
夜中に突然、大きな物音が聞こえてきたのです。高いところからものがガラガラと崩れ落ちるような音でした。その後、女性の怒鳴り声まで聞こえてきたのです。
上の階はM子さんが引っ越してきて以来、空き家だったのですが、その前日に引っ越してきたのはAさんとその妻A子さんでした。
・耐え難い状況に
最初は我慢していたM子さんですが、だんだん我慢できないような状況になっていきました。
昼も夜も、A子さんは階下に大きく響く足音を立てて歩き回ります。
その上、決まって午前4時になるとA子さんが怒鳴り始めるのだそうです。
それはもう、汚い言葉でご主人を罵っていて聞くに耐えないレベルとか。
しかも、怒鳴り声は延々と朝9時頃まで5時間(!)は続きます。
・戦いは続く
M子さんは、再三、A子さんのお宅に苦情を言い続けました。
「少し静かにしていただけませんか?夜中に大きな声を出すのは控えていただけませんか?」
相手を怒らせないように丁寧に言っていたそうです
しかし、苦情なんてどこ吹く風、毎日A子さんの大きな足音と怒鳴り声は続いていたのでした。
・とうとう我慢の限界に
半年も過ぎた頃には、M子さん以外の人が警察に通報しパトカーがくるような騒ぎが何度も起こっていたそうです。もちろん管理会社や大家さんにも何度も苦情を言いました。しかし、それでも事態は好転しません。
M子さんの我慢が限界になった頃、ご主人が、立ち上がりました。
上の階に文字通り怒鳴り込んだのです。
「もう、引っ越してください。うるさすぎます。
こちらもずいぶん我慢してきましたが、もう限界です。いい加減にしてください。」
M子さんのご主人は体格がよくて、一見怖そうな人(実はとても優しいんですけどね)
さすがのAさん夫婦も「これはまずい」と思ったのか、しばらくして引っ越していったそうです。
再びM子さんご夫婦に平穏な日常が戻りました。その後、上の部屋に入った男性はとても静かで足音すら聞こえてきません。
「あのドスンドスンという足音はわざとだったんだわ」とM子さんは悟ったのでした。
このような騒音トラブルは、集合住宅では珍しくありません。
今回はたまたまご主人の苦情によって事態が収集しましたが、解決は難しいのではないでしょうか。
後から相手が引っ越してきたらどうしようもありませんが、事前にこうしたトラブルがあるかどうかを確認するのはとても大切ですね。