・あこがれの温泉付き別荘
どうせなら、温泉付きの別荘がいいと思っている人は多いのではないでしょうか?
リゾート物件の広告を見ていると温泉付き別荘は、多いですね。
とくに、伊豆、那須、別府などの有名温泉地にはお温泉付き別荘が目立ちます。
温泉付き別荘の利点、それは家にいながらにして温泉が楽しめるというところです。
将来永住を考えたときも、自宅に温泉があったらうれしいですね。
実際、温泉地の別荘に永住した人の話を聞いたところ、お風呂は見晴らしのいい2階に作って、毎日何度も入っているそうです。
温泉好きとしてはうらやましい話。
しかし温泉付き別荘にも欠点はあります
それは、予想外の費用がかかるという点です。
・温泉にかかる費用
温泉があるとメンテナンス、維持費にはどのくらいお金がかかるのか気になりますね。
まず、不動産広告を見ると「温泉引き込み済み(あるいは温泉権付き)」「温泉引き込み可」の2種類があることが分かります。
温泉引き込み済み(温泉権付き)は、中古物件の場合は配管済み、更地の場合は区画の外まで配管が済んでいる状態になっています。
一方、引き込み可の物件は、温泉を供給している事業者と契約し権利金を支払わなければなりません。
その上、敷地まで引き込むための工事費が必要です。
権利金は平均200万円前後、一般的に契約は10年で更新されます。
つまり10年ごとに、更新料を支払わなければなりません。
・温泉の温度は?
温泉法で決められているのは、摂氏25度以上です。
そのため、温泉によってはボイラーで沸かさなければ入れないという場合もあります。
せっかくの温泉ですから、源泉掛け流しで入りたいと思う人も多いのでは?
温泉地によっては、源泉掛け流しも可能ですが、利用料は若干高くなります。
近年は、水道と同じように従量制のところがほとんど。
そうなると掛け流しというわけにもいきませんね。
温泉付きの別荘を購入前には以下の点は必ずチェックしてください。
1.温泉権の料金、更新料(温泉権付きの場合は残存期間もチェック)
2.温泉の温度
3.温泉は従量制か使い放題か、また月々の料金はいくらか
4.すぐ近くに温泉施設がないか?
5.泉質は?
6. 工事費はいくらかかるか
夢のない話ですが、すぐ近くに温泉施設がある場合は、そちらを利用する方がお得なのです。
また、泉質によってはお風呂や配管の寿命が短くなることも。
温泉を自宅(別荘)に引くのは、コストがかかりますね。