・中古マンションの価値
中古マンションを選ぶときに、一番大切なのが「価値があるかどうか」という点です。
それは客観的なものだけではなく主観的、つまり自分にとって価値があるかどうかも大切。
たとえば子育て世帯ならば「駅から多少遠くても環境重視、広くて日当たりがよい物件の方がいい」という場合もあるでしょう。
しかし、単身世帯ならば「駅から近ければ、日当たりは悪くてもいい」という人もいるかもしれません。
・駅に近いメリット
しかし、駅に近い物件というのは売却の際に圧倒的に有利です。
たとえば、ある地域に大型ショッピングセンターと駅(2駅、3路線利用可能)にそれぞれ徒歩5分以内というAマンションがあります。
Aマンションは築30年近いにも関わらず、未だに新築の時と値段が変わっていません
。
一方で、Aマンションの数倍の値段で取り引きされていたバス利用の豪華Bマンションは、築20年で半値以下に下がってしまいました。
購入したマンションに永住するならともかく、転居の予定があるのならば駅に徒歩圏内という条件は外せませんね。
・管理は適切か
マンションの管理状態を見るのも必要不可欠。
たとえば、ゴミ置き場が散乱していないか、共用部分が汚れていないかという点は必ずチェックしましょう。
案外、忘れがちなのが掲示板のチェックです。
古い掲示物が貼りっぱなしではないかをチェックしましょう。
また、禁止事項が書かれた貼り紙が何枚もあったら要注意。
住民の中に決まりを守れない人がいる可能性があります。
・いろいろな時間帯に見に行こう
昼間だけではなく、朝、夕方、夜など時間帯を変えて見に行くこともお勧めです。
時間帯が変わると雰囲気も一変する場合があります。
・耐震は大丈夫か?
1981年以降のマンションなら安心です。なぜなら1981年に新耐震基準が設けられたからです。
ただ、それ以前のマンションでも耐震基準をクリアしているものもあります。
・後悔しないために
中古とはいえ、マンションは高い買い物。
買ってしまってからでは取り返しがつきません。
事前に、しっかりチェックしましょう。