投資詐欺にご用心
・怪しい電話がかかってきた!
数年前の話です。
我が家に頻繁にかかってきていた家族宛の営業電話。
怖そうな男性で社名は言いません。
どちら様ですか?というと個人名を答えます。
怪しいと思ったので、家族には取り次ぎませんでした。
何度目かに「どういったご用件ですか?」と聞くと
「あんた、奥さんか?」と無礼な態度
「年金のことだけど」とだけ答えました。
まさに「意味不明」です。
「必要ありません」と断ってすぐに電話を切りました。
年金のことってなんでしょう。
不思議に思ってその業者の電話番号をネットで検索してみると、どうやら投資用ワンルームマンションの営業のようでした。
こうした業者は「利回りがいい、老後の資金のために、家族のために」という殺し文句で市場価格よりもかなり高い値段でワンルームマンションを売るのだそうです。
しかし、実際には利回りはさほど良いわけでなく、ローンだけが残るという結果に。
売ろうにも元々買値が高かったために、買値よりかなり安い価格でしか売れず泣き寝入りとか。
最近では、電話営業から婚活サイトや出会い系サイトにシフトしているそうなのでご用心。
結婚を餌に、マンションを買わせるいわゆるデート商法というわけですね。
婚活サイトで知り合った人から、マンションを買うように言われたら怪しいと思った方がよいようです。結婚前に普通の女性は「結婚するからマンション買ってよ」なんて言いません!(断言します)
・悪徳業者の見分け方
さて、悪徳業者の見分け方ですがいくつかポイントがあります。
1.断っても何度もしつこく電話をかけてくる。
2.時には恐喝まがいの言葉をかけてくる。
3.長時間拘束されて契約させられる。
4.会社名や販売目的を告げないで勧誘する。
5.絶対儲かるなど断定的な口調で話す。
6.契約を急ぐ。
このような業者とは取引をしない方が無難ですね。
万が一契約してしまったらクーリングオフを検討してみましょう。
また、不動産会社と取り引きする際に、先方の登録番号を確認することをお勧めします。
ワンルームに投資することが悪いというわけではありません。
信用できる業者かどうか見極めることが大切なのです。