転勤が決まった場合、持ち家をどうするか悩みますよね。
売却するか賃貸に出すか選択肢はその二つですが、それぞれメリットデメリットがあります。
賃貸に出す場合のメリットは、賃貸収入が得られることです
賃貸収入の方がローン返済額より多いのならば、賃貸に出した方がよいでしょう。
住宅ローンを借りていても、返済は賃貸収入で賄えるので安心ですね。
さて、賃貸に出した場合のトラブルで多いのは、地元に戻ってきたのに賃借人が出て行ってくれないということです。
実際に家主が自宅に戻れず、その間賃貸住宅を借りるというケースも多いのです。
また、入居者が変わるたびに修繕やハウスクリーニングが必要ですし、借主に責任のない機器の故障があれば家主が費用を負担することになります。
さらに、賃貸に出した家に必ず入居者が入るという保証はありません。
その場合は賃貸収入が入らずローンだけを払い続けることになりますので、転勤先の家賃と二重に支払うことになり負担も大きくなります。
もしも、この先マイホームに戻ってこないことが確定しているのであれば、売却をお勧めします。といっても売却には時間がかかる場合もあります。そこで海外への転勤など、急いで売りたいときは物件を買い取ってくれる不動産会社を探すとよいでしょう。
売却する場合のメリットは、管理費や税金がかからないことと、賃貸に出す際の面倒ごとやトラブルとは無縁なので気楽という点です
ただ、マイホームは住宅ローンが残っていると売却できません。住宅ローンの残りを現金で支払えれば一番よいのですが、残高が多いとなかなか難しいですね。
また、ローンの残高>売却金額となる場合は賃貸に出すことも検討してみましょう。
いずれにしても、転勤は急に命じられるものであり、転勤が決まってからでは検討する時間はあまりありません。
転勤の可能性があるサラリーマンは、日ごろからマイホームをどうするか考えておいた方がよいかもしれませんね。