今月、社員旅行で海外不動産視察もかねてベトナムへ行ってきました!
なんでベトナムって思われるかもしれませんが、今ベトナムの不動産が熱い!という情報を不動産仲間から得まして
どうせ社員旅行行くなら、普段なかなか行かないところってことでベトナムホーチミンへ。
到着直後のベトナムの感想はというと
・けっこう蒸し暑い。日本の夏みたい。
ただこの季節は乾季で雨も少ないので割と過ごしやすい季節みたい
・とにかくバイクが多い。
ベトナムの人の平均年収は日本円にして50~60万円ぐらい。
そうなると車はかなり高いので、みんなバイクに乗って移動しています。
3人乗りは当たり前(法律的にはダメみたいなんだけどね)
・タクシーの運転がめちゃくちゃ荒いけどとりあえず運転は上手い
交差点も信号がほとんどないから、道路は無法状態。でも不思議と事故が起きない。
みんな時速40キロぐらいのちょうどいいスピード感で、信号がない分、常に気を付けて運転してるから、意外とぶつかりません。
でも車線変更とか数センチ単位の距離感で平気でやります。すごいわ、この技術。
ちなみに車はみんなクラクション鳴らしまくり。バイクは車に一切遠慮なし。
・道路が渡れない
信号も横断歩道もないから簡単に道路が渡れません。もちろん車やバイクは止まってくれないからね。
イメージは国道16号線の信号のないところを渡る感じ。
スキをみて渡らないと、いつまで経っても道路が渡れません。
・お金の単位がすごい
1,000ドンで5円ぐらい。10,000ドンで50円。100,000ドンが500円。
なので100万ドン札なんかがあります。もうわけわからん。
タクシーの初乗り料金が10,000ドン。タクシーでは通常15万ドンで行けるぐらいのところを100万ドンぐらい請求され、危うくぼったくられそうになりました。
というわけでベトナムの感想はこのぐらいにしておいて、ベトナムの不動産事情を。
ホーチミン市内には高層マンションが近年、いくつか建築され始めています。
こちらのマンションの販売価格はというと、ホーチミンから車で20分ぐらいのところの新築で100㎡前後で2,000万円ほど。
プール付きの高級マンションがこのぐらいの値段です!
日本ではとても考えられません!
ただベトナムのマンションは新築でもこのようにスケルトンでの引き渡しとなります。
内装は引き渡し後に自分で発注。それでも日本円で100~200万円ぐらいあれば、水回り設備含め、普通にできちゃうみたいです。
さすが物価が安い。
しかし実際住んでいるのは現地の人よりも、海外から仕事で来ている方が多いように見受けられます。
またベトナムではまだ核家族化が進んでいないため、マンションを一家で購入して、おじいちゃんやおばあちゃん、親戚の方などもみんなで一緒に住むケースが多いようです。
そして今、ホーチミンの中心部ではこんな大プロジェクトも計画されています。
複数の高層マンションとともに、大規模オフィスビル、ショッピングモール、公園なども併設したビッグプロジェクト!
地下鉄も引き込まれるようです。
あと数年で完成とのことですがこちらのモデルルームにもお邪魔してみました!
こっちは価格は全然高くて、100㎡程度のものでも6,000万円~8,000万円ぐらいはします。
それでも既に半分以上は売れているとのこと。
購入しているのは投機目的(キャピタルゲイン狙い)で買われている中国系の方とか海外投資家がほとんどだそうです。
でもこれって本当に大丈夫なんでしょうか。
時代は繰り返すではありませんが、まさに不動産バブル状態!
現地の不動産の方も「マンションを購入しているのは転売目的の海外投資家ばかりなので、下手をしたら住む人がほとんどいないマンション群になってしまうかもしれません」とぼそり。
そうなったときにはバブルがはじけるのも時間の問題です。
それでも今買っておけば2~3年後には価格が倍以上になるなんて話もあるようです。
海外不動産投資・・・うーん、投資として考えればかなり魅力的なところもありますが、読み切れないところもいっぱいありますね。
ちなみにこちらのマンションを購入するにあたっての一番のポイントはやっぱり資金調達だと思います。
ベトナムの不動産に対して融資してくれる日本の金融機関もほとんどないでしょうし、かといって現地の金融機関からお金を借りるというのもハードルが高いですからね。
そういった意味では、日本人にとってはまだまだポピュラーな投資対象とはなりずらいのかもしれませんね。
それでも夢を買うのであれば、ベトナムの不動産は宝くじを買うよりはいいかもしれません。
そんなベトナムもあと数年もすれば、おそらく交通網も発展して、国民の所得も上がり、今走っているバイクはみんな姿を消してしまうのかもしれません。
そうすると、どこの国に行って空港を降りても、みんな同じ景色になってしまいますよね。
それが国の発展なのかもしれませんが、それってなんか寂しい気もしますね。
どんなに開発が進んでも、やっぱりその国、その街の良さを残すような計画をしていってほしいものです。
そしてそれは、不動産や建築に携わる私たちのこれからの大きなテーマなのかもしれませんね。
そんなことをふと感じました。
今回は海外不動産について書いてみましたが、次回は本業である不動産相続について書いてみたいと思いますので、次回もまたお楽しみに!