住宅ローン問題支援ネット の高橋愛子です。
私のところには住宅や不動産、主に住宅ローン問題に悩む
相談者さんが後を絶ちません。
そんな相談者さんのために毎日無料相談を行っています。
土日は特に相談の予約が多く、日々お悩み解決のため、
奮闘しています。この仕事は私のライフワークです。
そんな相談の中で多いのが、
老後の住宅ローン問題です。
老後の住宅ローン問題といっても様々なお悩みがありますが、
特に多いのが、地価の下落でオーバーローン状態が埋められず、
ローンは、払えない。
物件は、売れない。
という状態に落ちいてしまっているケースです。
最近のネットニュースでも記事になっていました↓
このようにバブル時には高嶺の花だったニュータウン。
8分の１になっているの！？と驚かれるかもしれません。
確かに８分の１というのはすごい下落ですが、
買った金額の半分以下になっているというのは当たり前にある現状です。
・当時は抽選だった。
・今は半値以下になっている。
・駅から遠くアップダウンがきつい。
・売り手がつかずゴーストタウン化している。
など当時は抽選で買ったマイホームが下落し、
また駅から遠く、ゴーストタウン化してしまっているという街もあります。
そして、一番の問題は、
住宅ローンがまだ残っていて、
高いローンを払い続けているけど、
いざ売りたくても債務超過で売るに売れない・・・
という状況になってしまっていることです。
子供も独立し、老夫婦では広すぎる、駅からも遠いし、
車もいつ運転できなくなるかわからないから駅から近いマンションに
住み替え・・・なんてことができれば良いかもしれませんが、
ローンが残っていたらそうはいきません。
仕方なく支払いを続けていますが、債務超過が1000万円以上・・・
そんな現金があるわけない・・・
という相談は後を絶ちません。
この問題は、住宅ローンを払えなくなったのは自業自得だ、
と言い切れない、自己の責任ではなく時代の犠牲者であると私は思います。
もちろん、頭金を入れていない場合は自業自得と言われてしまうかもしれませんが、
頭金を入れていても追いつかない程、地価の下落があるという現実があります。
最近あったご相談では、
・頭金を1,000万円入れた。
・途中で低金利の銀行に借り換えをした。
・繰り上げ返済もした。
という対策を取っているにも関わらず、
まだオーバーローン状態で、今後払っていくのが厳しい・・ということがありました。
バブルの時に抽選でやっと手に入れたマイホーム。
購入金額は、6,000万円
現在の時価、1,000万円
住宅ローン残高、1,500万円
500万円も債務超過で、売るに売れず、住宅ローンを払い続けなくてはならないので、
奥さんはパートを辞められず、ご主人もアルバイトをしています。預貯金はありません。
現在67歳、住宅ローンは80歳まで続きます。
そんな時は、無理をせず任意売却をして、住み替えをするという方法がありますが、
中々決断ができないという方も多くいます。
下落の大きさに、落胆してしまう人もいます。
ただ、良い時代もあったと思います。
そこでお子さんが育ち、家族が過ごしてきました。
その時にそこに住めたということはかけがえのない事実です。
そのため、債務は残るかもしれませんが、便利な場所に住み替えると
思って前向きに切り替えていき、若い世代に受け継いでもらうと思うように
することも大切なのではないかと思うのです。
家のローンのために生涯を費やした、そして結局競売になってしまった。。
なんてことでは悲しすぎます。
どこかで切り替えて、豊かな老後を過ごしてほしいと思っています。
豊かな老後は必ずしもお金が沢山あることではなく、
自分自身が豊かだと感じること私は思います。
任意売却、リバースモーゲージ、セール＆リースバックなど、
色々と解決策はありますので、専門家に相談することをおすすめします。
こちらの本↓にもそんな解決策が書かれています。
もしよろしければ読んでみてください。
