こんにちは!
東京・高輪の弁護士田島寛之です。
少しずつ春が近づいている今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
私は今このコラムを岡山空港のサンマルクカフェで書いています。
最近は電源を使えるカフェが増えて、空き時間で仕事ができて便利になりましたね!
さて、国土交通省が高品質の中古住宅を対象にした認定制度をつくることが決まったとのニュースがありました(2/16日経新聞朝刊)。
昨年から検討会が開催されていたようなので、いよいよ形になってきたということでしょう。
今年中に運用が開始されるようです。
一定の基準を満たすと、認定マーク(名称の候補は「納得住宅」「安心住宅」など)がもらえると。
その基準はというと、
①1981年に導入した新耐震基準を満たすこと
②住宅診断の結果、構造上の問題や雨漏りがないこと
③住宅瑕疵保険(物件に欠陥が見つかった場合に補償を受けられる保険)に加入していること
だそうです。
この認定制度が導入される経緯としては、日本での中古住宅の不人気をなんとかしようということのようです。
全住宅流通量に占める中古住宅の流通シェアは約14.7%(平成25年)で、近年ではシェアは大きくなりつつあるものの、欧米諸国と比べると6分の1程度(国土交通省HP)、とまだまだ新築に比べて人気がないですね。
逆に欧米では大多数の人が中古住宅を買っているんですね!この差はどういうところからくるんだろう、文化的なものもあるのかもしれないですね。
認定に必要な住宅診断や保険加入の費用は売主負担になる見込みとのことで、売主のコストは増えることになります。
ですが、住宅が供給過剰ともいわれる現在、この認定マークをもらうことができれば、「安心な中古物件」という一つのブランドとして、差別化できることは間違いないでしょう。
実際の制度開始まで要注目ですね!
そろそろ飛行機の搭乗時刻が近づいてきたので、お土産でも買って東京に帰ろうと思います。
それでは皆様ごきげんよう~♪