ここ12年程、オリンピックの発表以来上がり続けた東京都心の不動産価格ですが、
この半年ぐらいは横ばいの感が有りました。
しかし、ここ2か月位は『高い価格はついているけど“売れない”』という感じで、
売れるものは幾らか価格を下げて成約している感じがします。
オリンピックバブルのキャピタルゲイン狙いの海外マネーは、その多くが中国と中東からの投機マネーです。
しかし、中国のバブル崩壊と中東のオイル不振(シェールオイル台頭による)により
投機マネーが引き潮のように引きあげている気がします。
あくまで主観的なものなのですが、通例、オリンピックバブルは、その開催の1年程度前から崩壊することが多いのですが
今回は上記の理由により、もっと早く訪れるでしょう。
売却をご検討中の方は早めのアプローチが有効だと思います。
一方、大田区や足立区など、都心とは言えない外郭のエリアにおいても
バブルに乗じて高く出している物件は売れ残っています。
現に、大田区世田谷区などのマンションの売れ行きは鈍く
分譲主は多くの在庫を抱えて四苦八苦しています。
とりわけ、世田谷区は都心ではないものの、都心勤めのニューリッチ層が多いことから
今までよりも2-3割程度高く設定しても売れてしまっていたことから
分譲主は用地仕入を激化し、結果、高く売らないと利益が出ない物件を『仕込み』してしまいました。
高く仕込んでいるし、建築費も暴騰している中での事業展開ですから
5年前の相場の3-4割増しで供給。その結果、売れなくて在庫がダブつく・・・
そろそろ、『売り抜け』を急いだ業者の値下げ合戦が始まるような気配が濃厚になってまいりました。
皆様、不動産の取り扱いにはよくご注意ください。
大きなチャンスロスにつながりますので。
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