6月5日は「老後の日」【終の棲家について調査】
「理想の終の棲家は現在の家」との回答37.6%!
「老後に暮らしたい場所は現在の家」が約半数
不動産関連の比較査定サイト「リビンマッチ()」を運営するリビン・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:川合 大無)は、6月5日の「老後の日」(神戸市老人福祉施設連盟制定)に合わせて、「リビンマッチ」を利用した50歳以上の男女全国300人を対象に「終の棲家」についての調査を行いました。
【調査結果サマリー】
・ポイント1 「終の棲家」について考えていない70代以上は4割超も!
・ポイント2 70代以上の約3割が「理想の終の棲家」は老人ホーム。
・ポイント3 「理想の終の棲家」と「老後に暮らしたい場所」は
世代が上がるにつれて差異が生じる。
「70代以上の41.2%が『終の棲家』について考えていない!」
リビンマッチを利用した50歳以上の人に「年齢」を聞いたところ、50代は57.7%、60代は31.0%、70代以上は11.3%でした。
つぎに「自宅の種別」を聞きました。アンケート全体では『新築注文住宅』32.3%、『新築建売住宅』『新築分譲マンション』共に10.0%、『中古戸建て』21.3%、『中古分譲マンション』6.7%、『戸建て賃貸』2.7%、『賃貸アパート・マンション』15.3%、『官舎・社宅』1.7%となりましたが、60代は全体よりも『新築注文住宅』が39.8%と高く、70代以上は『新築注文住宅』26.5%よりも『中古戸建て』29.4%の方が高いこともわかりました。またこのことから、持ち家率は、50代は79.8%、60代は81.8%、70代以上は79.4%となり、全体でも80.3%と高い割合になりました。
では、終の棲家について考えたことはあるのでしょうか?アンケート全体で34.7%であった『考えなければならないと思っている』が50代・60代で、20.0%の『既に終の棲家に居住中』が70代以上で、最多の回答となりました。また、意外にも『考えたことがない』18.0%は60代の11.8%よりも70代以上の14.7%の方が多い結果となりました。年齢に合わせて考えていない割合は少なくなりますが、70代以上は『考えなければならないと思っている』26.5%も合わせると41.2%が考えていないことがわかりました。つづいてアンケート全体で多かった回答は『既に終の棲家に居住中』20.0%でした。50代では12.7%しかいませんでしたが、60代で29.0%と倍以上に増え、70代以上は32.4%となりました。
「『理想の終の棲家』は現在の家でない62.4%!」
つぎに「理想の終の棲家」について聞きました。アンケート全体で最も多かった回答は『現在の家』37.6%でした。以下『賃貸アパート・マンション』9.0%、『中古分譲マンション』7.7%、『サービス付き高齢者向け住宅』7.0%となり、50代では1.1%、1.7%だった『有料老人ホーム』や『特別養護老人ホーム』は、70代以上になると『有料老人ホーム』17.7%、『特別養護老人ホーム』11.8%と大幅に増加し、29.5%が何らかの老人ホームを理想としていることもわかりました。また、『新築建売住宅』は全ての年齢で0.0%でした。このことから、アンケート全体の62.4%が住み替えや買い替えを希望していることがわかりました。
「理想と現実の違いか!?『老後に暮らしたい場所』は現在の家が約半数も!」
つづいて「老後に暮らしたい場所」を聞いてみました。アンケート全体で最も多かったのは『現在の家』45.3%でした。年齢に合わせて割合が高くなっていますが、70代以上は55.9%と半数以上おり、「理想の終の棲家」で『現在の家』と回答した38.2%と開きがあり、「理想の終の棲家」=(イコール)「老後に暮らしたい場所」ではないと考えている人が17.7%いることもわかりました。この開きは、50代では4.0%、60代では10.8%と年齢が上がるごとに大きくなっています。
以下『現在より生活利便性の高い都心』10.7%、『現在より生活利便性の高い地方都市』8.3%、『実家』7.3%、『現在より郊外の閑静な住宅地』『現在より田舎』共に6.0%とつづき、郊外や田舎よりも生活利便性の高い場所で暮らしたいと考えている人が多いこともわかりました。
また、その他では、『友達とシェアハウス』(50代・女性)や『現在の家と同じ市内』(60代・男性)などもいました。
<調査概要>
■調査期間:2018年4月11日~22日
■調査手法:インターネット調査(任意でアンケートに回答)
■集計数:「リビンマッチ」を利用した50歳以上の男女全国300人
※本リリース内容の転載にあたりましては「リビンマッチ調べ」という表記をお使いいただけますよう、お願いいたします。