心理的瑕疵|不動産【裏】用語集
不動産業専門のコンサルタント梶本幸治さんに、心理的瑕疵の意味を説明してもらっています。
心理的瑕疵
物件内(周辺を含む)で自殺・事件・事故等あった不動産。又、物件周辺に嫌悪施設が存在する不動産を指す。
【読み-しんりてきかし】
【用例-おい!この物件随分と安いけど、心理的瑕疵とちゃうんか?しっかり売り方業者に確認してみぃ】
【用例意味-この不動産は相場に比べ格安ですが、物件内で自殺・事件・事故はなかったのですか?一度、売主様から依頼されている不動産会社に照会して下さい】
心理的瑕疵物件は、存在するだけでその周辺の物件も売りにくくなることもあるそうで、そういった事例も紹介しています。
自殺や事故以外にも、近隣に暴力団事務所が入っていた場合にも心理的瑕疵物件と認められたケースがあるそうです。不動産鑑定士の浅井佐知子さんのコラムでは、不動産購入の契約をした後で、近隣に暴力団の事務所があることが分かり、返金が認められた判例を紹介しています。
では、実際に近所にあったら嫌だと思う施設は何なのでしょうか?
リビンマガジン編集部が100人に街頭調査しました。
事前調査で集まった暴力団事務所・墓地・葬儀場・ラブホテル・刑務所の中から選んでもらいました。
また、大昔に陰惨な事件があった場所も事故物件扱いになるのでしょうか?
例えば、年末のドラマで有名な「忠臣蔵」の舞台になった場所です。忠臣蔵と言えば、吉良邸での討ち入りによって15名の死者を出した大事件です。そこは現在どうなっているのでしょうか。
また、いつから事故物件という考えができたのか、事故物件の告知の誤解に関する裁判の事例なども紹介しています。
しかし、心理的瑕疵物件になってしまうと物件の価値は大きく下がってしまうことも事実です。実際に心理的瑕疵物件になってしまったら、どういった対応をするべきなのでしょうか。川井不動産 川井俊和代表に聞きました。物件のリフォームはもちろん、消臭作業も重要です。また、お祓いをしているかいないかでも大きく変わっているようです。
誰もがためらう心理的瑕疵(かし)物件、いったい誰が購入するの?
では、こういった皆がためらう心理的物件は、どういった人が購入するのでしょうか。
あくまでも1つの例ですが、少し変わった事例を紹介しています。