「今は糀谷も人気ですよ」
以前、本サイトでキャビン・アテンダント(CA)が住む町として水天宮・人形町について報じた。
冒頭の言葉は、その取材過程で得られた証言だ。
京急空港線・糀谷(こうじや)駅という、なかなか渋い街に住むCAが多いというのだ。
早速、取材に向かった。
糀谷でCAを探しました
東京都大田区にある京急・糀谷駅。
時刻は朝6時。
気温0度。
寒い。
なぜ早朝の駅に来たかといえば水天宮・人形町エリアでCAがについて取材中、複数の不動産会社から糀谷駅も人気の駅だと聞いたからだ。
「CAが多い街といえば蒲田が有名ですが、実際は治安の問題で蒲田の隣の糀谷で部屋探しをする人が多いんですよ」とは、蒲田駅前にある全国チェーンの賃貸仲介店スタッフの証言だ。
「家賃も蒲田に比べると1万~1万5000円くらい安い。小さな駅ですが、商店街もスーパーもあるので生活に不便はないです」と糀谷人気の理由を語る。糀谷駅前の不動産会社でも同様の意見が聞かれた。
「来店客の半分は空港の関係者。さらにそのうち半分がCAさんではないでしょうか。糀谷は多いです」
なかでも編集部Nの興味を引いたのが、「羽田空港に近い京急空港線は若いCAさんが多いです」との証言。
N「いきましょう!」
となったわけだが、
そのNが
来ない。
遅刻したらしい。
20分経過
来ました…
N「サーセン!」
はい、それでは調査スタート。
前回と同じく、CAの外見的特徴は下記。
元航空会社のスタッフから聞き取った条件だ。
CAの外見的特徴!
①黒いキャリーバッック
②黒いストッキング
③髪はお団子か夜会巻きでカッチリとまとめている
④襟元まで隠したコートを着用
今回もこの条件にあう人を探します。
N「静かな駅前で環境よさそうです」
糀谷駅は改札が一つ。
駅構内で取材するわけにはいかないので、ここで張るしかない。
20分経過…
N「いないですね」
寒さと寝不足で早くも集中力が切れ始める編集部N
N「4時30分起きはキツいですね」
うん、そうだな。
君は遅刻したけどね。
1時間経過
N「それらしき人は、いませんね」
夜が明けてきた。
N「寒いので買ってきました」
N「JALマークの缶スープです」
へーそんなの売ってんだ!
味はどう?
「おいしいですね!」
そうか、幸せなやつだな。
そうこうするうちに20分が経過。
もう時間だな。
あと10分で切り上げよう。
ん!なにやってんだ?
「いや、お腹すいてしまって」
自由だな。
ん!
あの人はCAっぽいな。
「へ!」
「!」
…。
「どうでしょうか?」
見とけよ!
仕切り直します
ここで調査終了。
いったん、編集部に戻ることに。
(筆者もあまりの寒さで早く帰りたかった)
まず、写真を整理することに。
「ん!」
「いました」
!
「後ろに写っていました。」
何だよ、それ。
そういえば…。
あ!
N「この人もCAぽいですね」
(※先述の元航空会社の人によると、羽田空港に近い糀谷では
国内線の仕事も多いためキャリーバッグを使わない人も多いのではないか?とのこと)
うん。
見逃してたね。
N「この人も…」
結論!
眠気と寒さは人間の注意力を奪う!