不動産広告の表示について定められている基準は正しいのか検証してみた。
（編集チームのN（24））
1分あればもっと歩けるだろ
部屋探し、家探しの基本は立地だ。
特に都市部では駅からの距離が重要になる。
部屋探しサイトでも駅から徒歩で何分かかるかは必須項目になっている。
その駅徒歩時間を表示するにも決まりがあるのをご存知だろうか。
不動産公正取引協議会という業界団体によって道路距離80メートルで徒歩1分と決まっているのだ。
第5章 表示基準
第1節 物件の内容・取引条件等に係る表示基準
第10条 （10）
徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき１分間を要するものとして算出した数値を表示すること。
この場合において、１分未満の端数が生じたときは、１分として算出すること。
リンクはこちら徒歩1分で80メートル。
短くないか？
編集部内で徒歩1分で何メートルくらい歩いてるか、聞いてみた。
N「徒歩1分なら…」
N「100メートルくらいは余裕で歩いてるでしょ」
検証してみた。
編集部からほど近い日本橋。
まず80メートルを計測。
- 人生は長いようで短い。短いようで長い。この1本のゴムのように…
人生を噛みしめろ。
古いギャグは置いといて、日本橋南詰の歩道から北詰めの歩道途中まで約80メートル。
北詰地点から南詰の歩道まで1分以下で歩ければ、徒歩1分＝80メートルが短いということになる。
計測スタート
（ゴール地点からの写真）
きた！
1分終了。
70メートル…
遅えよ。
一人だけだと参考にならないので、日本橋を歩いている一般の人も計測してみた。
10人ほど計測して、平均するとだいたい85メートル
うーん。
忙しそうなビジネスマンが多いことを考えると、
まあ1分で80メートルは妥当なようだ。
これだけだと、記事にならないので条件を変えてみた。
まず、スマホを見ながらの、ながら歩き。
（注・専門家の監修のもと実験を行っております）
65メートル。
やっぱり速度は落ちる。
N「キングダム面白いです」
うるさいわ！
それでは満腹状態ではどうだろう。
から揚げ食べ放題の店に来ました。
N「から揚げなら無限に食べられます！」
とりあえず15個頼みました。
N「うまいけど、、、きついっす」
N「完食です」
N「満腹です」
テンション下がってるな…
計測…
65メートル！
やっぱり歩くスピードが落ちてる！
それでは、次は坂道だ。
都内でも有名な坂道、目黒行人坂へ！
この勾配！
N「腹いっぱいなんですけど、やります…?」
当たり前だろ。
計測
66メートル！
お、頑張ったね。
N「坂道は登ろう！という力が出てくるんで自然にスピードが上がります」
お、おう。
その気持ちで記事書いてくれ。
結論
行人坂は気持ちで登れ！
