ハロウィンのばか騒ぎが終わったと思ったら、もうクリスマスですね。
皆様、聖夜のご予定はいかがでしょうか。
今年の9月に発足したリビンマガジン編集部は浮かれることもなく、むさくるしい顔を並べて仕事です。
それでは10大ニュース座談会の後編をどうぞ。
(前編はコチラ)
編集キャップA:業界歴が長いベテラン。
中堅編集部員H:関西出身の20代後半男性社員。
投資話が大好きで、夢は不労所得での生活。
見習い編集部員N:大学卒業後テレビ番組制作会社に勤めていた変わり種の編集部員。
若さゆえ、私生活に問題あり。
10大ニュース後編(順不同)
新築マンション市場に異変 売れ行きにブレーキ
史上初!マイナス金利政策導入で住宅ローンの低金利に拍車
新築アパート建築好調も空き家増加に懸念の声
おとり広告、囲い込み 不動産業界の悪しき習慣に怒りの声
大山鳴動して鼠一匹?電力小売り自由化スタート
〈前篇はコチラから〉
A そういえば12月に入ってから、
マンション市場の先行きについて気になるニュースが出ていたな。
H マンション販売数を調べている研究機関が発表していましたね。
首都圏マンションの販売戸数が減少して41年ぶりの低水準になったということです。
要因としてはマンション価格が上昇して、
売れ行きが鈍っていることがあげられていますね。(出典『不動産経済研究所』外部サイト)
A 消費者の需要が鈍いので、
各社が販売のタイミングを後ろ倒ししているんだろうな。
心配するほどではない気もするが、
41年ぶりと言われると異常事態に思えてくる。
N 25年ぶりの広島カープ優勝もありましたからね。
あやかって僕も3年ぶりに彼女が欲しいです。
H 無理やり放り込んでくるなよ。
A 今年は、史上初のマイナス金利政策も導入された。
住宅市場への資金流入を加速させたな。
H 特に地方銀行が積極的です。
地元の産業はすっかり衰退していて貸出先が少ないから、
アパート建築に融資が集まっているようです。
なんといっても土地という担保があるので。
A 融資が付くし、相続税の改正もあってアパートの新築受注は好調だな。
各社の好決算が続いている。
H ただ、あんまり新築アパートが増えると、
空き家が増加するのではないかと懸念の声も上がっていますね。
日本全体では、すでに820万戸も空き家があるわけですし。
N 僕も空き家が長く続いています。
H しつこいな!アパート建築に関しては、
サブリース問題や空室問題は一般紙やテレビでも報じられましたね。
A まあ、何年も同じことやっている気がするね。
それでも建物自体は、
風呂無し、四畳半の時代に比べれば飛躍的によくなっているんだけどね。
何回も問題視されるのは業界全体のイメージに関わってくる。
いろいろ変えないといけないことが多いんだろうけど。
N 笑点も司会が変わって、まさかの春風亭昇太さんが抜擢されました。
我がリビンマガジンも、たとえば僕を抜擢して…
H (無視して)不動産業界の悪しき慣習にも厳しい目が注がれました。
中古物件の売買に絡む囲い込み取引きや、おとり広告です。
A 一般人にとっては、不動産の取引は一生で何度もあるものではない。
不動産会社に頼るしかないんだから「だまされるかも」と不信感を抱かせるようなことは慎んでほしいよ。
N 確かに僕も大学卒業して一人暮らしを始めた2年前まで
1Kとか2LDKとか何を言っているのか分かりませんでしたもん。
H 今はわかってるのか?
N 当たり前ですよ。バカにしないでください。
Kがキッチン。Lがリビングで、DKがダイニング・キッチンですよね。
最近はPPAPとかいう間取りもあるんですよね。Pってなんだろう..?
H お前、わざとやってるだろう。
A そういえば4月には電力自由化もスタートしたな。
でも、大騒ぎした割には、そんなに印象に残っていないな。
H まあ、まだこれからでしょうね。
来年4月にはガスも自由化されます。
そこから、価格競争がもっと進むのかもしれません。
A お前たちももっと競争して、もうちょっとマシな原稿を書いてほしいよ。
HN …。
H そ、そういえば今年の漢字は「金」でした。
リオ五輪の金メダルラッシュや、金(かね)に関連することが多かったからとのことです。
でも個人的には「赤」が目立った年だと思います。
N 野球の広島カープ、サッカーの鹿島アントラーズと、
優勝チームは赤がチームカラーでしたね。
H そうそう。大団円を迎えた大河ドラマ・真田丸も
鎧や兜、はためく旗まで揃った赤備えがかっこよかった。
あと、バブルをモチーフにしたお笑い芸人の平野ノラも真っ赤なスーツが印象的でした。
A お前たちの原稿も赤ペンだらけだったな。
HN …。
N じゃあ、そろそろ僕は来年に向けて取材に行ってきます。
H 私も打ち合わせに。
A あ、待てー!
こうして編集部の年が暮れていきます。
読者のみなさま、ご愛読ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
(文中敬称略)