IFFT(インテリア ライフスタイル リビング)が今月7日から9日まで東京ビッグサイトで開催されていました。
このイベントは家具や雑貨などの展示会で、商社や家具販売会社のバイヤーが商談するためのものです。
全世界から450の企業がインテリアに関する様々な商材を持ち寄りました。
インテリア商材がずらりと並ぶ
IFFTはインタリア関係者のためのイベントです。全国のインテリア関連のお店の方が、次のシーズン用に買い付けを行う場です。残念ながら一般の方は入場できないのですが、編集部からさっそく取材にいってきました。
会場のビッグサイトはIFFTの他にもファッション関係のイベントなどが開催されており、凄い人だかりでした。なかでも日本全国の地方銀行が地元おすすめの一品を持ち寄った地銀フードセレクションには、かなり後ろ髪をひかれましたが、とにかくIFFTに入場しました。
いつもはだだっぴろく殺風景な展示会場ですが、この日はカーペットが隙間なく敷かれていて、なんだか巨大なテーマパークに来たみたい。展示会の設営業者によると、カーペットを敷くだけで何百万円も費用がかかるそうです。とても歩きやすいです。主催者の皆様、ありがとうございます。
会場には家具だけではなく雑貨や調理器具、生地や建材も展示されています。居住空間に関するデザイン全般の見本市なんですね。
海外からも来場者が来ています
会場内で、まず目についたのは盆栽、金魚の「外国人がイメージする日本」を強調した置物。旅館や店舗での使用を想定したものだそうで、狙い通り(?)ドバイの業者さんから注文が入ったそうです。
次に目についたのは巨大なパビリオン!これ、すべて紙でできているそうで、内部には紙素材の椅子や照明が展示してあります。たくさんの人が興味を持って見ていました。でも、紙の家具って展示会や美術館では見かけますが、実際に使用している場面に出くわすことはないですね。本当に買っている人はいるんでしょうか?謎です。
実演コーナーもありました
ものづくりに関連して日本の伝統工芸も展示がありました。デモンストレーションで実際に技術を見学できるコーナーもあり。私が通りかかった時は、包丁の砥ぎ方を実演していました。何人かが物珍しそうに見ていますが、この職人さんなぜかスーツ姿なんです。こういう匠は作務衣と相場は決まっていますので、少し違和感がありました。やはりイメージは大切ですね。
それにしても会場内はデザインの統一が取れていて、展示会につきものの大声の呼びかけや誰彼構わずチラシ配りをする人が誰もいませんでした。おそらく主催者が厳しく制限しているんでしょう。非常に良い雰囲気のまま、落ち着いて見学できました。
そんな中で、中国企業の出展している一画だけ、「展示品〇〇円」の手書きの張り紙が!たたき売り状態です。そうですよね、本国まで持って帰る手間が大変ですよね。世界中から参加する出品企業の大変さも伝わる展示会でした。