皆さんこんにちは!CFP・税理士の白根壽晴です。

今年もどうぞ宜しくお願いします。

2017年の出張はじめとして、山形市に行ってきました。

先週末の大雪で駅前にも積雪が残っていましたが、

幸いにも出張当日は快晴のお天気で予定通りに行動できました。

さて、山形県は人口が約111万人です。
県内最大の都市は山形市で、その人口は25万人ほどです。

山形市役所や今回の出張の訪問先がある七日町や旅篭町へ向かうタクシーの中で、

運転手さんが、かつての繁華街七日町の繁盛ぶりや

昔と比べて不景気な現状について話を聞かせてくれました。

山形市も全国の主要地方都市と同様に、

これまで栄えた中心市街地が寂れてゆく一方で、

JRの山形新幹線の駅周辺と郊外のショッピングモール周辺が、

新たな商業集積として栄えているようです。

クルマ社会の地方都市では、

中心街の駐車場不足や見つかっても駐車し難い狭いスペースで有料の駐車場よりも、

郊外型店舗の無料でゆったり広くて止めやすい駐車場が選択されるのは、

止むを得ないのかもしれません。

ドーナツ化現象で、中心市街地から新たに開発された郊外に人口や商業集積が移動する一方で、

高齢化による人口減少で、周辺地域の電気・ガス・水道などのインフラ施設の維持管理が難しくなった

地方都市が徐々に増えてきています。

このまま人口減少が進めば、現在は賑わう郊外のショッピングセンターや周辺店舗・住宅街も、

地方自治体財政の窮乏化によるインフラ維持整備の制約に直面して、

将来には中心市街地の再開発とコンパクトシティ化に向かって、流れが逆流する可能性も考えられます。

どこに住むにしても、転居しなければ住宅は30年も40年も住み続け、

場合によっては亡くなるまでの『終の棲家』になるものです。

終の棲家にならなくても、住み替えや有料老人施設に入居するために売却することもあります。

住み続けるにも売却するにも、スムースに無理なく目標を達成するには、

数十年先の環境変化も予測して、地域や物件を選択する必要があり、

それは本当に難しいものだと思いました。

 
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