売却と購入の根っこは同じだと思っています。
住まい専門の不動産コンサルタントの嶌田(しまだ)です。
売却活動前にお声掛け頂くことも増えて参りまして、周りの方々の理解度が深まってきていると実感しております。
その中で、購入時のエピソードを聞いてみると「勉強をしてから買った」と仰る方を、稀にお会いします。
けれど、今回、知人を通じて相談をお寄せ頂いた・・・
???
皆さんの共通の想いは、不動産会社から言われるがままに売却をお願いして損をしたくない。
不動産を理解したならば、いつの時代も大きく変わらないもの
これが結論です。
実際に、買い替えのご相談者は10~15年前程度の購入の方ばかりです。
不動産についてのスキルは、どれも一生ものです。
査定方法も、街の理解も、空間認識能力も。
でも、損をしない売買で最も大事なことは、自分自身を理解することだと常々思っています。
だって、購入を経験されたのですよね?
つまりは、ご自身がターゲット層ということです。
「新築だから買いました。」
これだけの理由なら、それは大損であり、何も考えなかった代償です。
それは知りません。
大きな買い物ですから、多少、頭を使わなければいけなかったですね。
まぁ、それでも「損」とは「現在価値との差額」と捉えるならば、損を無くす売買は可能ですね。
本質的な損のお話しではなくなりますからね。
少しお話しを戻しまして、「自分自身がターゲット層である」という観点は忘れてほしくないです。
不動産会社がプロという思い込みから任せきりはリスクでしかない、これは何度もコラムでもお話ししてきました。
住んできたからわかるもの
ここに損を無くす本質は詰まっています。
不動産を勉強する前にすべきこととは、自分たちの見つめ直しです。
私とセッションをすると、賃貸の方も含めてですが住み替えを考え直す方も出てきます。
別に住み替えを止めたり、考え直すようアドバイスを一言も発していなくても、です。
勉強することは、二の次。
これをお忘れなく。