今や会社のブランドは揺らぎつつある時代だと思う
住まい専門の不動産コンサルタントの嶌田(しまだ)です。
おかげさまで、お声掛け頂く機会が多くなり喜びと恐縮の毎日です。
そんな中、先日の不動産査定の疑惑依頼を終えて思うこと
それは【大手】って、何なのか?
業界参入の年数が短くても、グループ会社を持つほどに資本が多い会社?
業界年数が長く、CMを定期的に行なえるほどの資本の多い会社?
でも、弊社へのスポット的なご依頼の原因の大半は世間でいうところの「大手」不動産会社です。
そんな現実を突きつけられると、大手であるか否かなんてどうでもいいと思えてなりません。
教育環境、職場環境、つまりは担当者次第だと結論づけ、一般の方々には訪れる不動産会社を見てほしいです。
弊社ホームページで書かせて頂いておりますブログでは、1月に放映され現在も流れているCM内容について疑問を書かせて頂きました。
そもそも論、不動産業界の法規である「宅地建物業法」では、どこの不動産会社を訪れても、全国のすべての物件情報が得られるように、不動産業者専門サイトへの物件登録を義務付けています。
つまりは、物件情報量で差別化をしていいのは、ポータルサイトと呼ばれるものだけです。
ポータルサイト:インターネットの玄関口となるWebサイトのこと。
もともとは、検索サービスを提供するサイトがジャンルごとにWebサイトへのリンクをまとめたことから始まり、その後、さまざまなコンテンツ(天気予報、翻訳、辞書、経路探索など)が追加され、インターネットの総合サービスのような形態をとるようになったものです。
不動産業界のポータルサイトは、掲載料を支払っている不動産会社が自社で売却依頼を獲得した物件情報を、一般の方々に見てもらうために登録しているサイトです。
これは、掲載料を支払ってくださる不動産会社を見つけてきては営業をかけて、物件を登録して頂く流れです。
ポータルサイトの登録数の多さは企業努力です。
それと、不動産会社が国土交通省から課せられているルールは別物だということです。
大手と言われる会社でも接客担当者が会社の指示通りで業務を行ない、間違いが起こっているのが現実です。
どこの会社を訪れても同じ物件情報ならば、あなたは何をもって訪れる不動産会社を選びますか?