無根拠な価格交渉のリスクを伝えたい

住まい専門の不動産コンサルタント

嶌田(しまだ)です。

さて、前回のコラムで土地も建物も売却準備についての基本編は終わりです

今回は、新たなテーマに触れていきましょう。

今回は実践に使えるテクニックの一つですね。

今回のテーマ

損をしない価格交渉への対処法

この価格交渉、売却担当者から

「○○○万円で購入申し込みがありました。いかがでしょうか?」

簡潔に言えばこれだけのやり取り。

話しをまとめたいだけの担当者ですと…

あーだ、こーだと解釈付けて回答を出して頂こうとするだけ。

大切なこと

値引き交渉の根拠の確認と妥当性のすり合わせです。

きちんとした担当者はヒアリングをしてくれています。

担当者がヒアリングしていなかったなら、断定しましょう。

ヒアリングをしていない理由

あなたの資産の価値を守ることよりも成約を優先しているからです。

本当に売主様の味方なら、担当者が自信をもって販売している価格にケチを付けられたわけですから 

「なぜ、価格交渉されてしまったのだろうか??」

売主様に代わって、その自覚を持ってほしいですよね?

一歩踏み込んでみると本気度がわかる

本当かどうかわからない理由で回答を出すよりも

「会って話しが聞きたい」

こう切り出してみてはいかがですか?

結構多い実話

とりあえず、ダメ元で言ってみて安くなったら買います

なんていう価格交渉。

想いも根拠も何もない。

誰かの大切な思い出の詰まった資産

この基本概念がない購入手続き。

そこに100万円も値下げするって悔しくはないですか?

アナログなことに意思をもつと価値が生まれます。

買主様側不動産会社とのこれまでの経緯も、買主様と会って話していると見えてくるのです。

『とりあえず』

なのか

『価格交渉の金額にどれだけの考えや事情があるのか?』

業界的な勘違い

どうも業界的に勘違いがあると思っています。

売主様、あなたは世界でたった一組の買主様を見つける『だけ』でいいんですよ?

そして、あなたの物件は世界で一つしかないのですよ?

買主様を選ぶ立場にあることをお忘れなく。

会うという≪ひと手間≫は数十万円から100万円単位の価値です。

あなたは、あなたの家族のこれからの為に売却しています。

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