家は買ったらお終いではないと孤軍奮闘している
住まい専門の不動産コンサルタント
嶌田(しまだ)です。
マンション購入者でも、戸建て購入者(注文住宅含む)でも
家は買ったからこそ、今までに無かったメンテナンス費が掛かることを、まずは知ってくださいね。
今回のテーマ
室内設備の交換時期
賃貸住宅と購入住宅の違い
賃貸住宅
経年劣化による不具合は、貸主様の全額負担にて修理、交換をするように法規で決まっています。
※ただし、パッキンや電池といった軽微な消耗品は、入居者の責任と負担において交換するようになっています。
一方、購入による住まい
設備の所有権も含め、すべてが自己責任の世界です。
ということは…
エアコンや給湯器を含め、設備機器の交換は自己負担
設備には使用における耐用年数があるわけですから、その前後は不具合が生じます。
修理や交換は必要です。
この点を不動産会社は購入時に説明し、収支計画に盛り込んでくれていましたか?
物件が決まってからではなく、物件を見る前に説明してくれるのは親切で有能な担当者です。
嫌われないように立ち振る舞いたいところです。(笑)
考えなければいけないことは何か?
では、あなたが売主様の立場として考えなければならないことは何でしょう?
「不具合が生じていないから良い」はベストな考え方ではないですね。
あくまで、『許される範囲』ぐらいの謙虚な気持ちでいましょう。
修繕計画を立てておき、住み替え時期も初めての購入時から見通しておけば、ほんの数年前に気持ちよく交換して販売することで、買主様に他の物件との比較してほしい点を自然と促せます。
「それだけのため?」
「なんでわざわざ??」
一声100万円近い価格交渉にも、根拠をもって断りを入れられるからです。
設備の交換時期は?
給湯器もエアコンも耐用年数は8年で考えてください。
この8年という数字、実は大変意味のある大切な数字です。
毎月、きちんと積み立てておきましょう。
どちらも快適な生活には欠かせない設備です。
二日も稼働してくれないと、不便このうえない経験をすることになります。
家計のゆとりは不動産会社の担当者次第とも言えますね。
ならば、あなたが先に知っておけば、結果は大きく変わりますね。
結果、家族からの信頼も守ることに繋がります。
私のコラムは、辞書のような使い方ができるよう
順を追って書かせて頂いております。
これまでの記事も、初めから読むことで効果が出やすいようにしてあります。
是非、そのような使い方をしてみてください。