コストには費用対効果を求めたい
住まい専門の不動産コンサルタント
嶌田(しまだ)です。
前回のコラムにて屋根と外壁のメンテナンス工事の重要性をお伝えしました。
あ、そうそう
一つ記載漏れがありました。※わざと(笑)
もし、築10年以上の物件で販売図面に「ハウスメーカーなどの定期点検を受けている」記載があったら、内見時にもう一声、確認をしてみてください。
「メンテナンス工事の内容は何ですか?」と。
10年経過して屋根のズレが全くないってあり得ると思いますか?
年に何回、台風来てますか?
雪の重みで雨どいが全く傾きがなく、ビクともしないと思いますか?
「そんなことを言われてもキリがなく工事費が掛かるだけだ」
「工事業者の回し者か!?」
そう言いたくなりますよね?
今回のテーマ
工事費が掛からなくするための準備についてです。
結論から、損害保険の選び方で決まります。
この損害保険ですが、安いほどにメンテナンス工事の際に、持ち出しが多くなります。
損害保険会社によっては、どんなに毎月の支払いを高くしたところで、工事費用の持ち出しが必要になるように設定されているものもあります。
その逆もあります。
毎月の損害保険料は、他社よりも抑えられているのに1円も持ち出しがないままに、屋根も外壁もメンテナンス費用がすべて行なえるプランもあります。
賃貸の部屋を借りる時にも同様のことが言えるのですが、不動産会社が用意した損害保険会社に加入するのが当たり前、人によっては指定の損害保険会社に加入しなければならない
そう思い込んでいる方がいらっしゃいます。
これは間違いです。
指定されている保障内容がカバーされている損害保険に加入すればいいことになっています。
絶対にこの保険会社で、このプランで無ければ契約できないと言われたら違反営業です。
然るべき機関に申し付けましょう。
あたなだけでなく、世間の数多くの方の被害を防ぐことにも繋がります。
私がいつも思うこと。
自分が、なぜ「あるある」に引っ掛かったのか?を考えてほしいな、と。
誰も言ってくれないから、あなたが被害に遭った。
この連鎖がいつまでも続くことで、自分の大切な人にも何かしらの被害が及ぶことを想像してほしいです。
まとめ
損害保険の組み方にはコツがあります。
アドバイスと的確に言える保険担当者を、物件を見始める前に見付けてくださいね?
私のコラムは、辞書のような使い方ができるよう
順を追って書かせて頂いております。
これまでの記事も、初めから読むことで効果が出やすいようにしてあります。
是非、そのような使い方をしてみてください。