税理士の澤田美智です。
マレーシア見聞録 4 「なぜ海外不動産がいいのか?」
海外不動産の購入理由のうち地震等のリスク回避を挙げられている方も多いです。
私自身も、3.11の「東日本大震災」があった時、不動産物件を6か所で所有していました。
地震だけではなく、原発の問題もありました。
放射能汚染の問題は一旦汚染されるとその土地には住めなくなるかも知れません。
日本という国単位での汚染も考えられます。
私なりにリスク分散していたつもりだったのですが、物件は大阪と東京に集中していました。
「日本は地震国なんだ。どこで地震があってもおかしくない。やはり本当にリスク分散
を考えるなら、海外への投資も視野に入れないといけないな」と考えるに至りました。
これが私にとっての海外不動産投資の一番大きな理由でした。
「マレーシアは地震がないらしい」という話を聞き、マレーシアへの投資を決断した、という訳です。
為替による貨幣価値の違いに注目して海外不動産を購入された方もいらっしゃいます。
為替については、変動するものであり、円高だった為替が、あっという間に180円にまで
円安がすすんでいます。
海外不動産を購入する際には、円安のほうが有利になります。
私が不動産を購入した4年前は、1ドル80円程度とかなりの円高でした。
この時期だったから1500万円で購入できたのも事実です。
ただし、マレーシアの貨幣単位はリンギットです。RMと表示されます。
RMの為替は、そんなに大きく変動していません。
ただ、これから将来の経済成長は人口増加率から見ても間違いないと思います。
日本の人口構造は逆ピラミッドですが、マレーシアはきれいなピラミッド型です。
つまり、労働人口が増加し続けている国なのです。
成長しないはずはない、と思っています。
為替によるキャピタルゲインも狙えるのではないでしょうか。
金利についても日本とは比較にならないほど高金利です。
マレーシアの銀行預金の金利は、4%程度です。日本金利は0.01%でしょうか?
なんと日本の金利の400倍なのです。
日本の金融機関に預金していてもほとんど利息は付きません。
しかし、マレーシアの金融機関であれば、4%の利息が付きます。
リスクのある投資をするよりも確実かもしれません。
また銀行のローンについても、預金をしていれば利息はかかりません。
元本だけの返済ですみます。
マレーシアの金融機関での口座を持てたことも、これは計画していたわけでは
ありませんでしたが、とても良かったな、と思っています。
教育についても、シンガポール・マレーシアは非常に水準の高い国です。
日本からマレーシアへ子供のために移住する、というファミリーも増えているようです。
語学においても日本語・英語・中国語と3ケ国語を習得できます。
実はシンガポール大学は東京大学よりも世界的レベルでかなり上位ということです。
いかがでしたか?
不動産投資を考える場合には、その物件価値以外にも、その国自体の将来性や魅力について
検討をする必要があると思います。
海外不動産投資は私にとっては一つの大きな賭けでした。
でも私の「夢」でもありました。
今は思い切って良かったな、と思っています。
いろんな意味で、日本だけでなくグローバルな視点が必要な時代になったことを
実感しています。
もし海外不動産への興味を持たれた方がいらっしゃれば、ぜひご相談ください。
「夢」を実現していくお手伝いができればうれしく思います。