時間があれば、管理や清掃を
住人が気持ちよく過ごせるように、共有スペースを清掃しておくことは、そのマンションの評判をあげることに繋がります。ゴミ捨て場やロビーは清潔に保ち、夏は雑草の処理も結構大変ですが大切です。そういった作業の時に、住んでいる人とあいさつ程度の交流をもてるのも、トラブルを事前に回避することに繋がります。ちょっとした相談をしやすくなりますし、親近感がわくことで協力的になる方が多いです。管理人を雇っているなら、その仕事がきちんとなされているかのチェックは必須です。
住民の自主管理にすると、こんなルールが生まれてしまうことも
住人同士の総会などで、議題について多数決で決める方針がとられる場合には、変わったルールができることがあります。◇一階の住人がベランダに布団や洗濯物を干した時に、車の排気ガスがかかるのは嫌だから、車を止める向きを規制する。◇隣接する神社の清掃をやらない住人に1000円の罰金を科し、管理費に含める。◇子供には知らない人に声をかけられたら逃げると教えているので、あいさつは禁止。こういったルールをどう思われますか?買い上げマンションならまだしも、賃貸の住宅ではあまりに逸脱したルールがあると、評判が下がって経営に影響してしまう可能性があります。
地域の交流の場に出やすい環境づくりを
色々な地域から集まってくるマンションの住民には、あたらしい土地で新たなスタートを切ろうとしている方が多く、彼らが地域のイベントやならわしに積極的に参加してくれれば、住民同士の交流にも繋がります。地域性もありますし、プライバシーの問題もあり、直接誘ったりするのは難しいと思いますが、チラシをロビーに貼るだけでも多少の効果はあると思います。たまにすれ違って、挨拶する程度でも親近感がわきます。そういった交流が生まれることで何か困りごとがあった時に相談しやすくなり、大きなトラブルが起きにくくなります。
気持ちよく暮らしてもらうために
住民が快適に生活できていれば、長く住んでもらえますし家賃の回収もしやすくなります。大家さんが好きだから長く住みたいと言ってもらえたら嬉しいですね。