住宅を建てたり、使用していくには現在のことのみならず、
今後のことも考えなければなりません。
近年バリアフリー住宅という言葉をよく耳にします。
そこで今回は、バリアフリー住宅と減税制度に関する事柄について
話していきたいと 思います。
バリアフリー住宅とは?
バリアフリー住宅とは、段差をなくしたフロアーと、
手すりを取り付けた廊下やトイレなどの内装の住宅です。
体が不自由な人やお年寄り、子供などが快適に暮らせるための住宅です。
近年、多くの住宅で取り入れられ、関心度が高くなっています。
バリアフリー住宅における減税制度
バリアフリー住宅は快適に暮らせるための住宅であると、
上記で話していきました。
それとは別にもう一つの利点があります。
その利点はというのが現在、新築やリフォームでバリアフリー住宅にすれば
減税を受けることができます。
最大5年間にわたり減税を受けることになります。
初年度は確定申告を行なわなければなりませんが、
2年目以降は、年末調整にて減税を受けることになります。
しかしバリアフリー住宅減税にも種類があります。
ローン型減税
ローン型減税は、新築やリフォームでバリアフリー住宅にしたときに、
住宅ローンにて、工事を行った時に減税を受けられます。
バリアフリーの工事費上限金額250万円の金額から、
2%をかけ合わせた金額が減税額になります。
この場合、バリアフリーの補助金額を抜いた金額が、
30万円を超えていなければなりません。
投資型減税
投資型減税は、新築やリフォームでバリアフリー住宅にしたときに、
キャッシュで工事を行った場合に減税を受けられます。
バリアフリーの工事費から国などから支給される補助金を引いたもの。
または上限の200万円。
このどちらか少ない金額のものから10%をかけ合わせた金額が、
減税額になります。
この場合、バリアフリーの補助金額を抜いた金額が、
50万円を超えていなければなりません。
バリアフリー住宅の条件の1例
ではバリアフリー住宅といわれる条件を話していきます。
バリアフリー住宅を使用しなければいけない対象者が、
外と中に行き来できる。
風呂場・洗面所・食事がワンフロアーでできること。
床に段差がないこと。
外から玄関までの段差が20㍉以内。
玄関と土間の段差が5㍉以内。
玄関から室内への段差が180㍉以内。
できるだけユニットバスは、
段差がでないように、バリアフリータイプのユニットバスを採用すること。
(20㍉以内に段差を抑える)
無理な場合は120㍉以内に抑えるか手すりを設けて、
180㍉以内にすること。
手すりを玄関・トイレ・風呂場設けること。
更に将来を見据え、手すりが取り付けられるように、
住宅を施工しておくこと。
廊下の幅は780㍉~850㍉以上に広げて
車椅子でも通れるようにしておくこと。
ドアなどの開閉部分は800㍉以上にしておくこと
などが条件として挙げられます。