不動産のことはなかなか触れる機会がないのでいざ触れてみると分かりにくいワードがいっぱいあると思うので今回は今さら聞けない不動産ワード(道路編)について話していきたいと思います。
不動産を借りたり、購入するときなど不動産のことを調べていくと分かりにくいことや分からない言葉が結構出てくると思います。
しかし「こんなことも分からないの?」と思われてしまうのではないかと考え、聞きづらいのが本音だと思います。そこで今回は今さら聞けない不動産ワード(道路編)について話していきたいと思います。
まずは道路に関する法律用語
道路法
道路法とは文字通り道路に関する法律です。
日本の道路は主に一般国道・都道府県道・市町村道・高速国道というように分けられていて、それらの道路の管理監督・保全・道路維持の為の負担区分・路線の指定・路線の認定をするための法律であり、この法律があることにより日本の道路は常に最適な状態を保つことができています。
聞き馴染みのない道路用語
私道
先程の道路法で日本の道路は一般国道・都道府県道・市町村道・高速国道に分けられると言いましたがこれらをひとまとめにして公道と呼びます。
公道は文字通り、おおやけという字が入っているので簡単に言えば誰でも使用していい道路ということになります。
しかし日本にはこの誰でも使用して良い道路以外にそれらに該当しない道路があります。
それが私(わたくし)道なのです。
私道は文字通り、個人の所有する道になります。
わかりやすく言うと日本の高校にも国が所有している建物の国立、都道府県が所有している・道立・府立・県立、市町村が所有している市立・町立・村立と個人の会社やグループが所有している私立に分けられ、私立だけは個人や会社、グループの持ち物になるわけです。
何が言いたいかというと道路にも同じことが言え、私道だけは個人の持ち物なのです。
そうなると持ち主の許可がなければそれを使うことはできません。
しかし日本では私道を近隣住民で区画ごとに持っているところも少なくなく、私道であっても共同で使用しているところが多いので、住宅購入や不動産の購入を考えている人は、生活道路になりえる私道がどうなっているのか調べてから購入する必要があります。
前面道路
前面道路とは建築物に直接的に接している道路のことを指します。
建物を立てる際にこの前面道路が道幅4メートル以上の道路で2メートル以上建物に接していなければいけないという決まりが建築基準法で定められており、これに該当しない建物では都市計画などの後先の工事のことを見込んで、最低4メートル幅道路が作れるように2メートル建物をセットバックして建てなければならなくなってしまいます。