不動産関連のワードは非常に多く専門的なワードが並ぶので今回はその中でも特に分かりにくい不動産関連ワード(建築基準法編)について話していきたいと思います。

 

そもそも建築基準法ってなに?

 

建築基準法という言葉は誰でも一度は耳にしたことがあるワードだと思いますが、そもそも建築基準法にどんなものなのか、その中にどんなものが含まれているのかわからない人も多いと思います。

 

そこでここでは建築基準法とは何なのか簡単に説明していきます。

 

そもそも建築基準法というのは文字通り建築物に対して一定の基準を設け国民の生命や健康、財産を守るためにできた法律です。

 

主な条件として建物の構造や設備などが基準に達しているか建物の区画や高さが基準範囲に収まっているか否かなどが盛り込まれています。

 

近年だと建築基準法違反になった事例として

建物の鉄骨量を偽装して、一定の耐震強度がないマンションが建てられてしまった姉歯事件が有名です。

 

主な建築基準法に含まれるワード

 

違反建築物

 

違反建築物とは建築基準法に定められた条件や条例を違反してしまった

建物のことで、これに違反すると施主・所有者・工事請負業者は

特定行政庁から建設中の場合は工事の中止、建物ができあがっている場合は建物の撤去・移動・改築・使用禁止を命じられてしまいます。

 

耐震強度

 

耐震強度とは建物が地震にどれくらい耐えられるかを数値化したものの

ことの名称です。

 

この耐震強度は建物を立てる際、建築主事か都道府県で指定された

確認検査機関に建築確認をしてもらう時に構造計算書として提出が

義務付けられていて、その建物が本当に耐震基準を満たしているかを

審査されます。

 

耐火建築物

 

耐火建築物とは壁や床、柱などが法令で定められた耐火性能のある素材で

建築されている建物のことを指し、もし家全体に火が廻ってしまったと

仮定して壁や柱、床などは1~3時間、階段や屋根は30分間か

火に耐えられ、倒壊しないような構造を持った建物であることが

耐火建築物の条件になります。

 

 

災害危険区域

 

災害危険区域とは地滑り・がけ崩れ・津波・その他の水害などが頻繁に

起きる地域のことを指し、この地域に指定されているところでは

各自治体の判断にもよりますが原則として建物や施設の

建築を禁止しています。

 

シックハウス症候群

 

シックハウス症候群とは各建築資材や家具などに含まれている塗料や接着剤

などの化学物質などの影響から頭痛や目眩、吐き気、目鼻など粘膜に異常を

感じてしまうことの名称です。

 

原因として近年建設されている建築物は気密性が高いことから

空気の逃げ場がなくなりこのような被害が増えてしまったことが

考えられています。

 

そこで平成15年に法令で定められている化学物質の散布がないように

建築資材と換気の基準が定められるようになりました。

 
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