不動産を購入し住宅ローンを組むことになると何十年と長期渡りローンを返済していくことになりますが、このローンを繰り上げ返済するとどうなるのか話していきます。
不動産を購入するということは何百万から何千万、それ以上に
お金がかかるということになります。
そうなると一括購入するという人は全体の中でごく少数でほとんどの人が住宅ローンを組み何十年単位で長期に渡り、
少しずつ返済していくことになります。
しかし設定した住宅ローンの返済年月よりも収入や支出が減れば、
金銭的に余裕ができその分を住宅ローンに回すことができます。
そこで今回は住宅ローンの繰り上げ返済とは何なのか話していきたいと
思います。
住宅ローンの繰り上げ返済とは?
まず住宅ローンの繰り上げ返済が何なのかというとローンという
毎月借りているお金を一定額ずつ返済している時に
ボーナスや臨時収入、金銭の余裕ができた時に
毎月の返済額にプラスして金額を上乗せして返す方法のことです。
この繰り上げ返済の方法も、
繰り上げ返済した翌月からまた元の返済額に戻り、返済期間だけが
短縮される期間短縮型。
もう一つが繰り上げ返済した翌月から返済金額を減らし、期間はそのままの
返済額軽減型の2種類が存在します。
住宅ローンを繰り上げ返済するメリット・デメリット
住宅ローン繰り上げ返済のメリット
住宅ローンの繰り上げ返済の返済メリットはやはりローンの早期返済が
されることにより利息の返済金額が少なくなるという点です。
住宅ローンというのは一見特別なもののように感じますが、
普通に考えていくと金融機関からお金を借りている、
いわば借金している状態なので
他の借金と同じように長期間のローンを組めば組むほど、
利息を多く支払わなければなりません。
そこで住宅ローンを繰り上げて返済できれば、その分だけ返済期間が
短縮されることや返済金額を少なくすることができるので
余裕を持ってローン返済を行うことができます。
住宅ローン繰り上げ返済のデメリット
住宅ローンは一般的にメリットの多い返済方法といわれていますが、
デメリットも存在します。
繰り上げ返済を行うということはある程度大きなお金が動くので、
例として会社員の場合、毎月の給与から生活費を差し引くと
大きな金額が残る人は少ないので、一般的にボーナスが出た時に
それを繰り上げ返済に当てることが多いと思います。
しかしその場合ボーナスを他のものに当てられなくなってしまいます。
例えば子供がいる場合、学校の入学金や教材の購入などに
ボーナスが当てられないことや急な病気や怪我などに備えての
貯蓄は繰り上げ返済にボーナスを当てている分、少なくなってしまいます。
このことから繰り上げ返済をしていく際は、
十分に収支予測をたて、余裕ある生活ができるか否かを
確かめておく必要があります。