土地と住宅トラブルの1つ地質や地歴のトラブル事例を
話していきたいと思います。
知らない土地に引っ越したときなどにはその土地の知識が乏しい事が多く、そのため引っ越した後にトラブルに見舞われることがあります。
その代表が地質や地歴関係のトラブルです。
そこで今回は地質と地歴のトラブル事例を
話していきたいと思います。
地質に関するトラブル
地盤沈下
地盤沈下の原因で1番多いのが建物の立っている地域が軟弱地盤で
あることが挙げられます。
軟弱地盤になってしまう原因としては
地下水の急な汲み上げにより地下の水位が減少してしまい
水圧がなくなり地盤が沈下してしまうことや
田んぼや沼地などもともと地盤が軟弱だったところに
建てられていたことや
斜面に建てられた土の調整盛り土がしっかりと
なされていなかったなどが挙げられます
液状化
液状化か文字通り地面が液状になる現象のことを指し
2011年の東日本大震災で千葉県の浦安の埋め立てエリアで
起きたものが日本では有名ですが、
起こりやすい地域として
砂を多く含んだ土地であることが発生原因の条件になります。
普段は敷き詰められた砂の中に水が通っているので
問題はないのですが、
大きな地震により地面が振動し出すと
水より重い砂が水の底に沈んでしまい
水が上にくる状態になってしまうので
この時に地面から水が吹き出すのです。
そしてその結果地盤が弱まり地盤沈下が起こってしまうのです。
埋立地を始め、湾岸エリアなどは
このような砂を含んだ土地であることから
液状化が起こりやすい地域なので注意が必要です。
地歴に関するトラブル
土壌汚染
土壌汚染は現在、築地市場が移転予定の豊洲新市場で起こっている
問題としても毎日のように取り上げられていますが
この原因として、もともとその土地がガス工場であったことから
その工場から出た工業用の薬品の数々が
地中に溜まっていたせいだと言われています。
このことから元々その土地に工場やガソリンスタンド、
クリーニング屋などがあった場合
金属や油、薬品などが地中に漏れ出し
結果的に工業的な土壌汚染がされている可能性があります。
心理的瑕疵物件
次に挙げられるのが心理的瑕疵物件です。
例として挙げられるのが
その物件で過去に人が殺された・人が自殺したなどを始め
火事や事件、その周辺に嫌悪施設があるということが挙げられます。
またその土地が過去にお墓だったことなど
特にマンションだと共有スペースにおいても
このようなことが起こっていても同じことが言え
定義として人が住むのが嫌だなと思ってしまうような
物件のことを指します。