マンションを少しでも高く売るために、売主ができる工夫には何があるのでしょうか?
一般的に、一生のうちに何回もマンションを売却するような経験はほとんどないと思います。そのため、どのようなことに気を付ければよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは、マンションを売る時に注意したいこと、工夫したいことをまとめました。
複数社の不動産仲介業者に査定を依頼する
マンションを売却するときには、必ず不動産仲介業者を通して、買主へ売却します。
そのため、不動産仲介業者と「いくらの値段なら買主に売ることが出来るのか」について詳しく打ち合わせを行う必要があります。
この時の交渉材料としては、複数社への査定依頼が効果的です。大手の不動産仲介業者と、物件に近い地元の不動産業者など、営業形態が異なる業者から査定を受ければ、多少なりとも金額に差が出てきます。
そうすれば、より金額の高い業者を選ぶことも可能となりますので、選択肢の幅が広がります。
必要に応じて壁紙などを張り替える
マンションを売却する時に、古い壁紙のままでは査定にも影響をします。
子供が一緒に住んでいた場合、壁紙などに落書きがあるとマイナスポイントとなってしまいます。
それでなくても、室内に日の光がさしているだけで壁紙は焼け、黒ずんだりするものです。
壁紙は消耗品と考え、売却時には日当たりのよい部屋を中心に張り替えを検討しましょう。
内覧時の印象をよくする
仲介業者が決まり、販売サイトなどへの登録を済ませると、物件の立地等がよければすぐに内覧希望者が来ます。
内覧時の印象というのも、販売価格に直結する重要な要素です。公示価格が売主の希望価格となりますが、内覧時の印象が悪ければ値下げ交渉や、購入をやめてしまったりする可能性も出てきます。
マンションを売る本人としては、別の物件に引っ越すなどの理由から早くマンションを手放したい「リサイクルショップへ売るような感覚」になると気持ちは良く分かります。
しかし買う側としては、これから一生住むかもしれないマンション。
「このマンションはこんないいところがある」といったセールスポイントをアピールする必要があるのです。
それによって、買う側の気持ちを動かすこともできます。
マンションは比較的売却しやすい不動産です。
より高く売るためには買う側の心理を考え、不用品を押し付けるような売り方をするのではなく、後に住んでよかったと思ってもらえるような売り方を心がけましょう。