みなさま、こんにちは。ケセラセラ横浜、CFPの斎藤岳志です。
前回は、売却時にあると買主さんが喜ぶ資料の2回目として、
組合総会案内や議事録がどのように役立ってくるのか、という点に
ついて、お話させて頂きました。
今回は、その続きとして、どんな資料、書類があると、
買いたい人の安心感を増すことができるのか、第三弾について
お話しさせて頂きます。
今回お伝えしたいのは、「修繕の履歴」です。
(マンションに関して、お話させて頂きます)
この修繕の履歴は、マンション全体の大規模修繕とかのことではなく、
部屋の中で、ご自身がなされたことに関してです。
例えば、
「●年前に、給湯器を交換した」
「●年前に、エアコンが壊れたので買い換えて、保証期間もあと▲年残っている」
最近増えてきている例としては、
「住み始める前に■■万円かけて、リノベーションをした。その時に、こういう
依頼をして、施工をしてもらった」
このリノベーションの説明をするのに、第1回目でお伝えした「新築時の
パンフレット」があると、「最初こういう間取りで、こういう部屋だったのを、
このように変えた」というように、買いたい方へ説明をすることができ、
より深みのある案内をしやすくなります。
このように、書類だけでは分からない説明、案内があることで、買いたい方に
とっても、金銭的な面でも、より安心感をもってもらえることになります。
給湯器はおおよそ10~12年くらい、エアコンはおおよそ10年前後で、
買い換えをするタイミングだと言われるので、前に交換したタイミングや
買い換えをしたタイミングが分かれば、急な故障がなければ、
「あと、●年後には交換や買い換えをするタイミングになりそうだな、
それなら、●年後には、▲万円くらい、支出として見込んでおいた方が良いな」
と思い描いたり、
「リノベーションも一生ものではないし、■年後くらいには、自分たちも子供が
独立したり、ライフスタイルが変わるかもしれないから、その時に変えるかも
しれない費用として、●万円くらい、考えておくようにしよう」
という、将来にかかるかもしれないお金の金額を、おおよそでも見積もることが
でき、目に見える状態にできることで、購入後の安心感にもつながると考えます。