みなさま、こんにちは。ケセラセラ横浜、CFPの斎藤岳志です。
前回は、売却時にあると買主さんが喜ぶ資料の1回目として、新築分譲時の
パンフレットがどのように役立ってくるのか、という点について、
お話させて頂きました。
今回は、その続きとして、どんな資料、書類があると、買いたい人の安心感を
増すことができるのか、第二弾についてお話しさせて頂きます。
今回お伝えしたいのは、「組合総会の案内・議事録」です。
(マンションに関して、お話させて頂きます)
これを持っているのは、組合の決算のタイミングで、所有されている方だけです。
新築で建てられた後、組合がしっかりと運営されているマンションであれば、
年に1回は定期総会が開かれており、そこで、組合の収支とか現在議題に
あがっていることなど、マンションの「今」を知ることのできる、大変貴重な
書類になります。
もし破棄してしまっていれば、管理事務室とかに保管されているケースが
多いので、そこで確認もできることが多いです。
中でも、「収支報告」の部分は、管理組合が、また管理組合が委託している
建物管理会社が、管理費と修繕積立金を、毎年いくら所有者みなさまから集め、
どのような使途に使っているのか、そして、現在、組合としてのお金はいくら
貯まっているのか、を把握できる大切な部分になります。
「マンションは管理を買え」という言葉があります。
自分の部屋の中に関しては、自由にリフォームしたりすることができます。
しかしバルコニーや玄関、廊下、エントランスなど、マンションにお住まいの方は
自分だけで決めることのできない共用部分があります。
みなさんが使用するため、組合と建物管理会社の運営次第で
資産としての価値も大きく変わってきてしまう大切な部分です。
だからこそ、組合運営がどういう状態でされているのかを事前に伝えます。
買いたい方が安心できる資料を用意することは、売却時に大切なポイントの一つです。