みなさま、こんにちは。ケセラセラ横浜、CFPの斎藤岳志です。
前回は、売却を検討するにあたっての取引までの流れ、全体像に
ついてお話しし、売ろうという決断を固めたのであれば、
より良い物件として買いたい人にアピールしていくために、
業者さん任せにせず、自分自身も資料の提供などをして、
積極的に関わっていく必要性のお話をさせて頂きました。
そこで、今回は、その続きとして、どんな資料、書類があると、
買いたい人の安心感を増すことができるのか、についてお話しさせて頂きます。
最初にお伝えしたいのは、「新築分譲時のパンフレット」です。
(マンションに関して、お話させて頂きます)
これを持っているのは、最初に購入された方だけなので、中古で
購入された方は、前の所有者様から引き継いでいなければ、お手元に
ないかもしれませんが、不動産業者様にお願いすると、取り寄せて
用意して頂ける場合もありますので、確認すると良いと思います。
このパンフレットが、どのように役立つかですが、買いたい人全員に
共通する訳ではないですが、参考にする関心の高いポイントとして、
「新築の時、いくらで販売されていたのか?」
という点があります。それを踏まえて検討すると、中古でもあまり
値下がりのしにくい、資産価値の高い物件なのかどうかを判断する
一つの目安になりますし、反対に売りたい側としても
「新築の時に、●●万円だったのだから、現在築■年だとしたら、
▲▲万円くらいが妥当な価格ではないか。」
と、売却希望価格を決めて売り出す際の、一つの目安にもできると
いうメリットがあります。
また、管理費と修繕積立金が、当初いくらで、今いくらなのか、を
比べることで、今後のランニングコストの目安、値上がりする可能性の
有無、等のを考える材料にもなります。
かさばる書類なので、購入後破棄してしまう方もいらっしゃるかも
しれませんが、将来的に売却する可能性がゼロでないのであれば、
なるべくタンスの奥にでも保管されておかれることをオススメします。