数ある条件のなかでも立地の良さがキーポイント
単にマイホームを買うならまだしも、これから不動産投資をしようと思っている人、または新しい住まいを買うつもりだけど売却することも想定したい人にとって、どのような不動産を選べばいいかは迷いますよね。
不動産には様々な条件があります。間取り・築年数・マンションor一戸建て・建物の階数や外観など、挙げればキリがないでしょう。このような数々の条件を考慮し、最終的に購入する物件を選ばなければいけないわけですが、条件のなかでもこれは重視したほうがいいというものはあるのでしょうか?
もちろん一概には言えませんが、数ある条件のなかでも重視したほうが良いとされる条件はあります。それは「立地の良さ」です。
立地の良さは価値が変動しづらい
どうして立地の良さが数ある条件のなかでも重要なのでしょうか? 答えは立地の良さというのは価値が変動しにくいということです。これはいったいどういうことなのか、それぞれの条件を時間経過とともに考えていきましょう。
<築年数>
時間経過とともに築年数は増え、不動産の価値は下がっていきます。
<内装・外観>
伝統的な日本家屋や古木を使った古民家などを除き、時間経過すればするほど建物は内装も外観も古くなり、基本的に価値が下がっていきます。
<間取り>
昔は部屋数が多いマンションや戸建てが主流でしたが、昨今は一部屋(例えばリビングなど)が広い間取りが人気です。このような間取りは時代性によって大きく変化するため、購入したときの間取りが売却するときに最適な間取りかどうかは予測を立てづらいです。
<デザイン>
間取りと同様に今現在、主流であるデザインが数年〜数十年後も人気があるかどうかは予測が立てづらいです。
では本題に入りましょう。立地の良さというのは時間経過とともに大きく崩れることがあるでしょうか? 例えば駅近の物件。駅が数年後に無くなるようなことはあるでしょうか? 地方なら数十年後に駅が失くなるということもあるかもしれませんが、最寄りの駅がすぐに無くなる可能性というのは極めて低いと思います。
人口が多い都心の物件はどうでしょうか? 数十年後はもしかすると人口が変動するかもしれませんが、物件を購入してから売却するまでの期間に驚くほど人口が変動するということはなかなかないでしょう。
立地の良さというのがあらゆる条件において最重要であると断言することはできませんが、上記で挙げた外観・間取り・築年数などに比べ、最も価値が変動するリスクが低く、安定した条件だということは言えるはずです。
もしもあなたが不動産投資や購入する物件の将来的な売却も想定する場合は、価値の変動が少ない、立地の良さをひとつの基準にしてみてはいかがでしょうか。