必要書類はすべて自分で揃えなければいけない
不動産売却を個人でする場合は売買契約書を自分で作成しなければいけません。さらに不動産売却で必要な書類はすべて自分で揃えなければいけません。不動産売却をする上で必要な書類は下記のようなものがあります。
・売買契約書
・登記済権利証
・固定資産税納税通知書
・境界確認書
・建築確認済証
・建築設計図書
・マンションの管理規約……etc
上記以外にも必要書類はあります。例えば売却する物件がローン返済中の場合、ローン残高証明書が必要ですし、購入時の契約書や重要事項説明書を所持している場合はそれらも買い手に提示することになります。これらすべての書類を自分で揃えなければいけないとなると、考えただけでも頭が痛くなる人がいるのではないでしょうか?
売却する物件の情報や書類がしっかりと揃っていなければ、買い手は不安になります。また、売却をスムーズに進めるためにも必要書類は売却が決まってからではなく、売却活動をしている最中から揃えておくことが望ましいです。
買い手を自分で探さなければいけない
個人で不動産売却する場合は買い手を自分で探さなければいけません。不動産会社に依頼した場合は当然、不動産会社が買い手を探してくれるため、売り手は何もしなくて大丈夫です。
ただ、例えば新聞への折り込みチラシなど、特別な広告に関しては不動産会社へ料金を支払わなければいけないことがあります。しかし、物件情報をweb上に掲載することなどに関しては掲載料や登録料の支払いを要求されるケースは稀です。
反対に、個人で物件情報をweb上に掲載する場合には掲載料や登録料がかかる場合が多いです。料金がかかれば当然、自分で負担しなければいけません。大手不動産情報サイトへ物件を掲載する場合、広告の表示の仕方によっては一ヶ月間で数十万というお金がかかることもあるようです。
自分が売却しようと思っている物件の立地条件や内容が良く、売りやすい物件であればいいのですが、そうでない場合は売買契約締結まで時間がかかるかもしれません。買い手を探すのに時間がかかればかかるほど、広告料金は膨らんでいきます。
やはり個人で不動産売却をする予定の人は、親戚や知り合いなど、買い手がすでに決まっている場合がいいでしょう。