不動産は個人売買することが可能である
「不動産売買は取引される金額が高額ということもあるし、売買をするためには何か資格がいるのではないか?」
不動産売買について詳しくない人は、このように考えている人が多いのではないでしょうか? 不動産売買は必ず不動産会社を通さなければいけない、と考えている人もいると思います。
実は不動産売買は個人でやることも可能です。法律上で何か問題があるのでは? と心配する人もいるかもしれませんが、法律上の問題はありません(業務のように、反復継続して不特定多数に売却しない限り)。そうなれば、とくに親子間などで不動産売買をする予定がある人は、個人で取引をしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
不動産売買をする場合、売却する側にも印紙代・譲渡所得税・登録免許税など、いろいろな諸費用がかかります。不動産会社へ依頼した場合には不動産仲介手数料もかかります。不動産仲介手数料に関しては各不動産会社によって金額が異なりますが、諸費用のなかでもっともお金がかかるといっても過言ではありません。
不動産売却を個人でやれば当然、不動産仲介手数料はありませんので、諸費用を抑えることができます。これが不動産売却を個人ですることの最大のメリットだと言えるでしょう。
時間と費用のどちらを優先するかが大切
個人で不動産売却を進める場合、すべての作業を自分たちでやらなければいけません。もちろん知り合いや家族など協力者がいることもあると思いますが、不動産会社に依頼する場合と個人でする場合とでは、どう考えても個人でやるほうが手間がかかります。
「少しでも費用を抑えることができるのであれば、手間がかかっても構わない!」不動産売却をこのように考えている人は個人売買をしてもいいでしょう。
しかし、よく考えてください。不動産仲介手数料をもったいないと考えている人もいるかもしれませんが、不動産会社へ依頼すれば手間を大幅に減らすことができます。人生において不動産売却をする機会はそうそう多くはないでしょう。慣れないことをするというのはストレスを感じることもありますし、なにより時間がかかります。
少しでも費用を浮かすために自分でやるのか、面倒な手間を避け自分の時間を確保するために不動産会社へ依頼するか、この2つが不動産売買を個人でするかしないかにおいて重要なポイントになります。個人売買を検討している人は時間と費用のどちらを優先するのか、よく考えたほうがいいでしょう。