猫にとって快適な部屋とはどういう部屋?
猫ブームが到来している今、これから猫と一緒に住もうと考えている人は多いと思います。しかし、誰もが予算に余裕があるわけではありませんよね。
家賃をなるべく抑えたい人は必然的にワンルームや1Kなど、狭い部屋に住むことになると思います。そこで気になるのが「猫は狭い部屋でも大丈夫なのか?」という疑問です。
今回は猫の住みやすい部屋はどういう部屋なのかという疑問にお答えしていこうと思います。
部屋の広さに制限はあるの?
猫と一緒に暮らそうと思っている方が選ぶ部屋の広さは、狭くても4畳半〜6畳前後のお部屋を選ぶ場合が多いと思います。つまり、4畳半〜6畳という広さでも猫が大丈夫かどうかがわかれば問題はないはずです。
結論を申しますと、猫は狭いお部屋でも問題ありません。人によっては道端を優雅に歩き回る野良猫たちを見て、「家の中だけだと狭すぎて猫にはツライ環境なんじゃないか?」と心配する人がいます。
しかし元々、猫の行動範囲は縄張りによって決まります。猫は警戒心が非常に強い動物のため、エサが確保できる縄張り以上の場所へわざわざ出かけるようなことはほとんどしません。
家庭で猫を飼う場合、私たちが猫の餌を用意しますよね。つまり猫にとって行動範囲を広げてまで餌を確保する必要はなく、狭い部屋のなかでも問題なく暮らすことができます。
むしろ狭い部屋が可哀想だと思い、何度か外へ出してしまうと、外へ出たいという欲求が猫に生まれる場合があります。そうなってから飼い主の気分によって外に出したり、室内で飼ったりをコロコロ変えていると、逆にストレスに感じる場合があります。
「可哀想だからたまには外に出してあげよう」ということはしない方がいいでしょう。
猫にとって大切なのは家の高さ
猫が過ごしやすいお部屋の重要なポイントは部屋の高さです。上下へ移動できる環境が整っていれば、猫は自分にとって必要な運動を行うことができます。
天井が低すぎてダメな物件というのはほとんどありません。これから住む部屋に床から天井近くまで行ける足場になるような器具などを用意すれば問題ないでしょう。
もっとも簡単なのはキャットタワーを設置することですが、自分で本棚やタンスの配置を考え、猫が移動できるスペースを確保しても大丈夫です。
猫は高い場所が優位であることを本能的に知っています。運動不足だけでなく、ストレスを発散させるためにも猫と一緒に住む部屋には必ず高い場所へ移動できる環境を整えてあげましょう。