1:逆梁アウトフレーム工法の時代が到来
マンションの構造といえば柱と梁を中心に建物を支えているラーメン構造が主流でしたが、昨今では逆梁アウトフレーム工法で施工されたマンションが次々と建設されています。
ところで逆梁アウトフレーム工法がどういうものか皆さんはご存知ですか? もしかすると今まであなたが不満に思っていたことも逆梁アウトフレーム工法のマンションなら解決してくれるかもしれません。
そこで今回はこれからマンションを買おうと思っている方に知っておいて欲しい逆梁アウトフレーム工法についてお話ししたいと思います。
2:逆梁アウトフレーム工法とは?
逆梁アウトフレーム工法が生まれる前までマンションの構造はラーメン構造が主流でした。ラーメン構造は柱と梁で建物を支えているため、部屋のなかに柱と梁が見えてしまうのが大きなデメリットでした。
もうひとつ主流のものとして壁式構造と呼ばれる構造があります。こちらは壁で建物を支えているため、柱や梁がなく、部屋がすっきり広々と見えます。
しかし、壁式構造は一部の例外を除き、4〜5階建てが限度のため、高層マンションでは使うことができない構造でした。
「高層マンションでも柱や梁がない部屋が造れないだろうか……」
この悩みを解決したのが〝逆梁アウトフレーム工法〟です。
逆梁アウトフレーム工法は柱を建物の外側、そして梁を床スラブの上側に立ち上げた工法になります。従来のラーメン構造で見えていた室内の柱と梁の出っ張りをなくした逆梁アウトフレーム工法が生まれたことにより、高層マンションでも柱や梁が見えない部屋を造ることに成功したのです。
3:逆梁アウトフレーム工法のメリットとは?
逆梁アウトフレーム工法のメリットは室内に柱や梁が見えないだけではありません。他にもメリットがあります。
構造上、サッシが梁の下に取り付けられる従来の施工では採光スペースが狭い場合がほとんどでした。しかし、逆梁アウトフレーム工法では梁の位置が変わるため、窓のサッシを広くすることができます。そのため室内の採光が良く、同時に眺望も良くなるというのが逆梁アウトフレーム工法のメリットなのです。
まとめ:逆梁アウトフレーム工法で快適ライフ
「高層マンションで室内に梁や柱がない四角い部屋で、さらに窓も広い方が良い!」
このような部屋を望んでいる方は、逆梁アウトフレーム工法の高層マンションを一度、内覧することをお勧めします。もしかすると従来のラーメン構造の高層マンションではなく、逆梁アウトフレーム工法の高層マンションを選択することで、あなたが望む最高の室内空間を手に入れることができるかもしれません。