訳あり物件専門家  白石 麗花です。

季節が変わるごとに取り上げられる不動産事情ですが

夏はこわ~い話!などの事故物件!

春は賃貸に関する話題が雑誌等で特集になりますね。

昔はなかった
敷金なし    礼金なし    更新料なし。
フリーレントで家賃も何ヵ月間はなしとか半額など

ゼロ物件と言われるものがお目見えするようになったのは

ここ数年のことで、

裏事情に予測はついても賃料は安いに越した事はない。
ということで

縁起悪いより家賃安い!  が人気と

メディアが注目したのは4年~5年前のことでした。

URの賃貸は事故物件は1年間は家賃が半額というのは

随分と認知されていると思います。

借手は家賃が格安ならそれに越したことはない

という方も多く

以前、

若い女性が賃貸契約をした部屋の階下の部屋で

事故が起きたことがありました。

検視はこれからで、彼女は、まだ引越し前でしたので

「昨日、こんな事故が起きてしまいました。」

ということをお伝えしました。

「気にしないので予定通り明日引越します。」

という返事にも驚きましたが、もっと驚いたのは

家賃の減額交渉があるだろうという予想が外れたことでした。


さて、話は変わりますが

懇意にしている遺品整理業者が

懇意にしているライターの記事でYahoo!ニュースに取り上げられていましたので

参考までに


独身貴族から一変、ゴミ屋敷で孤独死へ――

誰もが陥る恐怖のきっかけとは?(週刊SPA!)

– Yahoo!ニュース

http://srd.yahoo.jp/new/zasshi?a=20170331-01298661-sspa-soci
↑↑

Yahoo!ニュースより

孤独死に対し不安を抱いているのは
高齢者よりも

実は働き世代の方が多いということをみなさんは
ご存知でしょうか。

そして、
実際に働き盛り世代のアクシデントによる
孤独死が多いのには衝撃を受けます。

独身生活を謳歌していて順調な時には
予測が立たないことが現実に起きています。

そして死後一カ月経過していても
死臭のしない部屋もあれば

死後3週間で体液が沁み出て現状回復するのに
難儀するケースもあります。

そして、もしこの部屋のオーナーだったら
どうでしょうか。

高齢者の入居者はお断りします。

としていても孤独死されている人が契約時には働き盛りで

収入も安定していても安心ができない時代になってきた。

ということです。

借り手も貸し手にも不安な時代が来ています。

先日、女性週刊誌でインタビュー記事を掲載していただきました。

ご兄弟が55歳で孤独死してしまった事で、室内の

原状回復費用請求金額と請求の仕方についての

不当性について記述が掲載されています。

もし、突然死したのが自分の大事な方だったら

もし、自分の所有不動産の室内で賃借人が突然死してしまったら

この両者は立場が全く反対です。

が、困ったこと(悲しいこと)が起きてしまった。ということは

共通しています。

先日もニュースになっていましたが、明日、会う約束をしていたにも拘わらず

翌朝、亡くなっていた。ということが起きています。


前述通り、家賃が格安であれば空室になる不安からは

逃れられるかもしれません。が、

売却するとなると話は少し異なってきます。

その部屋だけの家賃を下げればいいといったわけにはいかず

建物全体の価値を下げることになります。

都内の投資物件はおおよそ6%利回りで取引目線になっていますが

利回り10%でも売却できずに困っている物件がありました。

問い合わせはたくさんあるが室内でかなり重度の事故があったのが

理由でした。

赤の他人が自分の財産の価値を保ってくれるのか

価値を下げてしまうのか

家賃を滞納しなければいいといったこと以外の項目の

賃貸保障が必要な時代が来ました。

どんな方が自分に家賃収入をもたらしてくれているのか

把握することも必要な時代なのかもしれません。

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