～訳あり物件が注目されるようになった社会問題の裏付け～
私が、訳あり物件の専門家としてメデイアから声がかかるようになったのは
約6年前になりますが、最初は新聞の取材からでした。
そもそもメデイアは、なぜ訳あり物件を取り上げるようになったのでしょうか。
と下記に続く文章を記述してから早2年余りが過ぎようとしています。
一番の理由としては、平成10年の年間自殺者数が32863人。
初めて3万人を突破し、ニュースで頻繁に取り上げられるようになったことが
あるのではないかと思います。
そこで、ここ10年間の自殺者数のデータですが
平成15年には34427人。
平成21年までほぼ3万2千人台で推移し
平成22年より減少傾向となって3万人を超える水準は
平成23年までの連続14年間続き、
平成13年と平成14年、平成18年に3万人を割っている。
平成23年までは年間自殺者数が3万人を超える事態が続いていたが、
近年は減少し、15年ぶりに3万人を下回った。
平成24年の総自殺者数は27858人であり、これは同年の交通事故者数（4411人）の約6.32倍。
2014年版自殺対策白書では
15歳から39歳の各年代の死因のトップが「自殺」となっていますが、
私が取扱いさせていただいた自殺物件は、
成人のお子さんに先立たれた親御さん、離婚後にご主人が自殺され、
ご遺族からのご依頼が大半で、10代の方のご遺族からのご相談、
家族が自殺後もそこにお住いの場合の相談はありませんので実態とは異なります。
というように
数年前は取り扱う不動産は自殺物件が多かったのですが
最近は取り扱う事故の内容が変化してきていて孤独死によるものが
とても増えています。
↑菅野さんとは孤独死予備軍の
話をよくします
少子化、高齢化が生み出す社会問題だと思いがちですが
実は、孤独死は高齢者に限ったことではなく働き盛りの年齢層に多いことに驚きます。
友人がいなかったわけでもなく、重度な疾患があったわけでもないのに突然死
という事例が増えています。
※賃貸のお部屋で突然亡くなった場合の保証人が
原状回復にかかる費用負担について昨日取材を受けました。
※移動や春から新生活に向けてお部屋探しのポイントについても
話をしたばかりですが
～引越しの際に注意すべき点～
・訳あり物件の見分けのポイント
・住んでから事故物件とわかったときの対処方法
・訳あり物件に住む場合に留意したいこと
・なぜご祈祷するのか
などなどの記事が近日発売予定です。
さて、
話が前後しますが世界各国の自殺の原因は
うつ病、統合失調症、薬物やアルコール等への依存症等の精神疾患
極寒、白夜、家族機能不全など
文化は違えど人はみな居心地がいい環境（住まい、人間関係）を
求めていて共通点がたくさんあります。
春は身体の気も緩みがちですが、まだまだ夜は冷え込みますので
みまさまお風邪などめしませんように。
健やかな住環境に健やかな身体が形成されます。
訳あり物件専門家 麗花
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