訳あり物件専門家 白石 麗花です。
弥生三月、桜が待ち遠しい季節になりました。
卒業式を終え新しい生活に胸を躍らせている
お子様をお持ちの家庭も多いことと思います。
何を隠そう私もかつては子育てには随分とお金も時間も
費やしてまいりました。
子どもたちは塾通いは当たり前で
地域や民営のクラブなどでゴルフやサッカーや野球といった
活動に親御さんも熱心ですね。
さて、
マンションの住宅ローンが60歳を越えた今もかなりの額の残債があり
高い金利でローンを組んだが借り換えもできず
売却するには管理費等のランニングコストが高くて
返済可能な金額では売れない。といった相談が昨年、今年と数が増えています。
自営業のため年金も少額で先々が不安でたまらない
考えても何も解決はしないのだが考えてしまうと
夜も眠れない。
この方、40代50代は子どもの教育費用に莫大なお金をかけたそうです。
実はこういう方は自宅の他に不動産を所有しているケースが多く
家賃収入があるので生涯安泰だと思っていたのだそうですが
時代が変わり人口の減少に伴い空き家が
巷にあふれる時代に変容してしまいました。
そして
所有アパートは賃借人が入らず不動産が負動産になり
生活もままならない状況に。
人の相談に日々対応していて感じることは
転ばぬ先の杖が大事だということ。
子どもの学費にお金が必要な時期と親の介護が重なると
時間とお金、精神的心労と肉体的な心労とがダブルできますね。
高齢化になったからと言って元気で長生き現役とは限りませんが
生涯現役の時代に突入しているようです。
年金受給が65歳。会社は60歳定年ではみな生活苦になるのは目に見えています。
親は子どもに家は残してやりたいと考えますが
子ども世代はそこに住まないことの方が多くなってきた時代
不動産は負債になる場合があります。
そんな中、親の土地に二世帯住宅を建築しようと計画の相談を
お受けしていますが、実家を解体するのに80歳過ぎた母親を
一旦仮住まいさせるのが大変で仏壇や神棚の取り扱いはどうしたら
適切なのかの質問を受けます。要介護認定は受けているがショートステイは
自由がきかないから嫌だと主張される母親に解体の日程が決まっていたのに
延期して4か月も経ってしまった。ということです。
老人ホームで現役ナースでもある私には
こういった事情はとてもよく理解できることで、高齢者は思考が頑なになりやすく
新しいことに対応するのが困難になります。
同じことを繰り返して話すようになりますし、契約事の理解は困難になります。
時を同じくして他の相談者はお母さまが60代ですが
こちらも建て替えの引越しは懸念しておられます。
娘婿が二世帯住宅のローンを引き受けてくれるということで
進めている話ですが脳科学的にも人は嫌なことばかりがストレスになるのではなく
新しい事柄に対しては強いストレスを感じます。
こういったときは会話がマイナスな発言が増えますし
変化することに不安を抱いてしまいます。
日常と異なることを受け入れる能力は個性もありますが
年齢とともに受け入れがたし。といった状況になっていくようです。
皆様の相談事、お困りごとは本当に様々で同じ案件はありません。
電話1本、メール1通で解決の糸口が見つかります。
不動産をどう生かすのか、何が一番賢い選択なのか
いつでもご相談ください
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