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ロードスターキャピタル 京町家再生案件が完了 

イエノ家内観=プレスリリースより

ロードスターキャピタル(東京・中央区)は不動産特化型クラウドファンディングサービス『OwnersBook(オーナーズブック)』が全国を対象にしてから第1号の案件となった「京都市下京区京町家再生第1号ファンド第1回」が竣工したと発表した。これは2018年12月に案件を完了し、京町家風宿泊施設「イエノ家」として竣工。営業を始めている。

イエノ家では、一定の条件を満たす投資家を対象に、完成した宿泊施設への宿泊優待券を提供する特約があった。この優待券を使った予約受付が2019年1月21日から始まっている。

同社のプレスリリースによると「京都市下京区京町家再生第1号ファンド第1回」は、1950年以前に建築された木造住宅「京町家」保全・利用のために始まったプロジェクトだという。

京町家は京都の歴史や文化の象徴として重要視されているが、生活スタイルの変化から多くが取り壊され、残ったものの希少性が増している。中には築100年を超えるものも珍しくないが、法規制によって再建築が難しいうえ、金融機関から融資が受けづらいことから適切な管理がなされていないものも多く、景観や防災上から問題視されていた。

そこで、『OwnersBook』において、2017年11月17日より京町家再生のための募集を開始したところ、個人を中心とした150名以上の投資家からクラウドファンディングでの応募があり、本プロジェクトを推進するオペレーターへの貸付ができたという

案件の概要は下記になる。

【案件概要と運用結果】

・名称:京都市下京区京町家再生第1号ファンド第1回

・募集総額:4,050万円

・利回り(年換算):予定5.0% → 確定5.4% 

・運用期間:予定14ヶ月 → 確定12ヶ月

・償還完了日:2018年12月6日

  

ロードスターキャピタルでは本案件のようなプロジェクトを成功に導くには、「オペレーター(借入人)の不動産投資能力が必要」となるという。「本案件のオペレーターは適切に開発及び行政手続きを行い、『OwnersBook』投資家への元利払いのスケジュールを遅延させることなく返済完了し、プロジェクトを遂行させることができました。」と評価している。

不祥事が続出しているクラウドファンディングだが、適切な事業プランと担保不動産への精緻な価値評価次第で、従来の金融期間では対応できなかった案件も可能になることを示した。

「今後も目利き力と運用期間中のリスク管理という強みを活かしながら、サービスの運営に取り組んで参ります」としている。

MFS 不動産投資ローン借り換え キャンペーン開始  

オンライン型不動産投資ローンサービス「モゲチェック不動産投資」を運営するMFS(東京・千代田区)は、2019年3月15日から「不動産投資ローン特別金利キャンペーン」の第2弾を実施する

モゲチェック不動産投資は不動産投資ローンの借り入れ・借り換えサービスを提供する不動産投資サービスのこと。複数の金融機関から同社が調査したなかでベストな金利を提案してくれる。2018年10月のサービス開始以来、これまでに約700件の診断実績がある。昨今の不動産投資ブームと金融不祥事もあり、専門性を持った企業による借り換え相談のニーズは高く、利用が広まっている。

今回のキャンペーン期間中に「モゲチェック不動産投資」を利用して不動産投資ローン(アパートローン)の借り換えを申しめば、必要な手数料に下記の特別金利を適用する。

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