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SmartEstate・吉本明弘社長(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
「次にやるのは、高所得者や富裕層をターゲットにした賃貸物件紹介サービスです」と吉本氏は意気込む。クレジットカード会社と提携し、富裕層に向けた物件紹介ポータルサイトを展開していくという。
「大手不動産ポータルサイトのユーザー層は、平均して10万円前後の家賃物件を探していることが多いです。そういったユーザーと差別化して家賃30万円以上の物件のみを紹介するサイトを立ち上げます」(吉本氏)
属性を絞ったポータルサービスは、高級物件を取り扱う大手財閥系不動産会社などにも賛同を得ているという。早ければ2018年5月中旬~6月にはリリースを予定している。
このサービスが軌道に乗ればその後の展開も大いに期待される。富裕層を囲い込むことで、投資物件やREITの紹介、ECサービス、飲食といった他の業界への参入も目論んでいるのだ。
「不動産をきっかけに、様々な業界のサービスに展開していきたいと思っています。一種のコミュニティ事業ができればと考えています」
2018年2月にはベンチャーキャピタルからの出資も受けている。
不動産テックにいどむ若き経営者の目は、これから実現させたい夢に燃えていた。