上場不動産会社 従業員数ランキング（単独・連結）2020年1月集計
上場不動産企業116社（※）を対象に、2019年時点での従業員が多い順にランキングしました。2018年から従業員が増えた企業ベスト10社と減った企業ワースト10社も併せて掲載。従業員数を見れば事業規模の大きさが明白に分かります。不動産業界をけん引するマンモス企業を紹介します。（リビンマガジン編集部）
※注＝編集部基準
集計方法
・2018年10月期から2019年9月期までに公表された企業の有価証券報告書より集計
・従業員数は連結決算の場合は連結の数値を基準とし、連結数値がない場合は本社単独の数値で順位化
・平均臨時雇用者数は含まず
従業員数2万人超の巨大企業、トップはあの会社 10位までは去年と変動なし
1位は去年に引き続き東急不動産ホールディングスで、連結子会社を含めた従業員数は2万1,976人にのぼります。2019年現在、正規従業員の数が2万人を超えているただ1社の不動産会社です。東急不動産ホールディングスは首都圏を中心に、拡大路線を突き進める総合不動産デベロッパーで、ホールディング会社単独の従業員数は去年より4人減って52人となっています。
同社は去年8月に渋谷区道玄坂の「渋谷ソラスタ」に本社を移転、社員同士がコミュニケーションをとりやすいように様々な工夫を凝らした最先端のオフィスとして話題になりました。12月には渋谷駅西口に「東急プラザ渋谷」をオープンさせるなど、明るいニュースを数多く提供しています。
2位は業界最大手の三井不動産で、連結子会社を含めた従業員数は1万9,081人です。3位は財閥系デベロッパーの住友不動産で、連結従業員数は1万3,238人となりました。以下は三菱地所（9,439人）、野村不動産ホールディングス（6,980人）と続き、上位10社までの順位は去年の調査と変わりませんでした。
参考記事「上場不動産会社従業員数ランキング（単独・連結）2019年1月集計」
2018年から従業員が増えた企業ベスト10社＆減った企業ワースト10
続いて、去年より従業員が増えた企業上位10社をご紹介します。
従業員数は全て連結決算の数字です。
東急不動産ホールディングスが900人近くの従業員数を増やし、従業員増加数でもトップに立ちました。従業員増加数で目立つ企業は、4位のオープンハウス（従業員数ランキング11位）、7位のケイアイスター不動産（従業員数ランキング16位）、10位のリログループ（従業員数ランキング13位）の3社です。
オープンハウスは1996年創業、ケイアイスター不動産は1990年創業と、平成生まれの若い企業です。現在、特に勢いのある不動産企業と言えるでしょう。リログループは歴史のある会社ですが、企業の福利厚生に関する事業を営んでいることから、近年、従業員不足の解消のためにその事業価値が注目されています。
続いて、2018年より従業員が減った企業ワースト10社をご紹介します。
※従業員数は10位のサンウッドのみ会社単独の数字、他の企業は連結決算の数字です。
APAMANの従業員減少は2018年末の札幌のガス爆発事故が影響しているようです。プロスペクトは2期連続の大幅な業績悪化により、連結子会社の株式を手放したこと、コスモスイニシアは海外のホテル・リゾート運営事業から撤退したことが従業員減少の理由となっています。
上場不動産会社 従業員数ランキング（単独・連結）2020年1月集計
集計方法
・2018年10月期から2019年9月期までに公表された企業の有価証券報告書より集計
・従業員数は連結決算の場合は連結の数値を基準とし、連結数値がない場合は本社単独の数値で順位化
・平均臨時雇用者数は含まず
上場不動産会社 従業員数ランキング（単独・連結）2020年1月集計
集計方法
・2018年10月期から2019年9月期までに公表された企業の有価証券報告書より集計
・従業員数は連結決算の場合は連結の数値を基準とし、連結数値がない場合は本社単独の数値で順位化
・平均臨時雇用者数は含まず
