上場している住宅建設会社 従業員一人あたり売上高ランキング
上場住宅建設会社34社(※)を対象に、2019年8月期までの従業員一人当たりの売上高を高い順にランキング形式でご紹介します。併せて、前期と比較して一人当たり売上高の増加率が高かった企業も調査しました。従業員の生産性が特に高い住宅建設業者はどこなのでしょうか。(リビンマガジンBiz編集部)
※注=編集部基準
集計方法
・2018年9月期から2019年8月期までに公表された企業の有価証券報告書より集計
・売上高を従業員数で割って算出
・連結決算の場合は連結の数値を記載
従業員一人当たり売上高1億7,000万円を超える住宅建設会社は2社!
1位はシード平和で、売上237億9,800万円に対し、従業員数は135人で、従業員一人当たり売上高は1億7,628万円でした。シード平和は、京都を地盤として建設業及び不動産業を営む、土地・建物の総合プロデューサーです。主に土地活用をしたいオーナー向けの賃貸住宅を扱っています。
シード平和の一人当たり売上高は前期比99%と微減していますが、これは従業員を116人から135人と増員した事が原因で、売上高は30億円以上増加しています。関西を中心に堅調な成長を続けている企業です。
2位はウエストホールディングスで、売上639億400万円に対し、従業員数は371人で、従業員一人当たり売上高は1億7,225万円でした。ウエストグループはメガソーラー開発を中心に、省エネ、新電力など再生可能エネルギー事業を総合的に取り扱う会社です。
ウエストグループ全体の従業員一人当たり売上高は前期比121%と、好調な伸び率を示しています。4期連続売上高アップと安定して業績を伸ばしており、今後も高い従業員一人当たり売上高を維持していくことでしょう。
上位2社は住宅建設業1本ではなく、他にも不動産業や太陽光発電を幅広く手掛けている会社であることがわかりました。住宅メーカー大手では、戸建て分譲住宅6社が統合した飯田グループホールディングスが、従業員一人当たり売上高1億5,711万円となり、4位につけています。
5位にランクインしたTATERUは融資資料の改ざん問題を受け、大幅な人員削減を打ち出しています。
住宅メーカー 従業員一人当たり売上高増加率 TOP10
一人当たり売上高の増加率が前期と比較して高かった企業についても調査しました。トップ10は以下のようになっております。
1位はハウスフリーダムで、売上高増加率は141%でした。同社は関西を地盤に、不動産売買の仲介を中心として、新築戸建ての分譲や建築請負などを手掛けています。順調に成長を続けている様子が、一人当たり売上高の増加率にも反映されています。
2位のNITTOHは、住宅設備やビルのメンテナンスを行う会社です。他社との比較となる従業員一人当たりの売上高ランキングでは最下位の34位でしたが、増加率では126%と高い伸び率を記録しており、今後のさらなる成長が期待されます。
上場している住宅建設会社 従業員一人あたり売上高ランキング
集計方法
・2018年9月期から2019年8月期までに公表された企業の有価証券報告書より集計
・売上高を従業員数で割って算出
・連結決算の場合は連結の数値を記載
上場している住宅建設会社 従業員一人あたり売上高ランキング
集計方法
・2018年9月期から2019年8月期までに公表された企業の有価証券報告書より集計
・売上高を従業員数で割って算出
・連結決算の場合は連結の数値を記載